凄い奴は初めから凄いのだ。

すまん・・・。神を「奴」呼ばわりしてしまった。オイラの神はなんといってもパコ・デ・ルシアである。まぁ、かつて「偏執狂的パコ・マニアのページ」なんていうサイトをやっていたぐらいだから、今でも最大級のリスペクトを惜しまないギタリストである。録音物、映像は可能な限り所有しているオイラですが、数年前スペインで「Caja Integral de PACO DE LUCIA」という25枚組+詳細なディスコグラフィー+伝記までも含むBoxセットが発売された時は迷った。

「買うべきか、買わざるべきか」

買ったよオイラ・・・。正直、ほとんど全て既に所有しているCDではあったのだが、それでも買わざるを得なかった。てゆーか、これを逃したら一生後悔するであろう未聴のディスクが含まれていたのだから借金してでも手に入れていたであろう。

「Paco de Lucia por descubrir 1964-1999」というディスクがオイラを幻惑しまくる。このディスクに収録されている最初の4曲、「Rondena」(ロンデーニャ:ラモン・モントージャの作品)、Aires Andaluces(ブレリア)、Piropo Caditano(アレグリアス)、Cielo Sevillano(シギリージャ)が問題の音源。なんとこれはパコが1964年、17歳の時に録音した本当のソロ・デビュー盤なのである。当時はEP盤(いわゆるドーナツ盤)で限定で発売されたもので、このBoxセットが発売される以前にCD化されたこともないこの上なくレジェンドな音源なのだ。(パコのドキュメントDVD「Francisco Sanchez – Paco de Lucia 」にちらっとこのEP盤が映るシーン有り)

パコのソロ・デビュー盤は「La Fabulosa Guitarra de Paco de Lucia」(邦題:天才、1967年20歳の時の録音)であるというのが未だに一般的なので、まさに知る人ぞ知る大変貴重な音源なのである。肝心の演奏だが、これが

「凄い!」

若さ故の荒々しさはあるものの、それを補って余りある爆発的な推進力は鳥肌もんっす。特に2曲目のブレリアはヤバいっすよ。マジで失禁しそうになっがな。やっぱり凄い奴は最初から凄いということを身をもって体験いたしました・・・。

パコのファンの方は既にお持ちであろうが、お持ちで無いそこの貴方!買いなさいっ!(残念ながらバラ売りはしていないけどね)

【2010年8月14日追記】
遂にバラ売りされました。(esflamenco.com)

    • Angelita
    • 2009年 7月 22日

    パコ師匠を神と崇めているファンにとっては垂涎のお宝でしょう。
    私もビセンテがウニオンのコンクールで20歳で優勝した時のタランタの生録がはいっているCDを見つけたときは泣きましたもの。
    ビセンテのCDは同じのが何枚もあるし。(サイン会のたびに買うからです!)
    ファンってそういうものでしょうね。

    • Luzia
    • 2009年 7月 22日

    Angelita姉さん、こんばんは。
    >ビセンテがウニオンのコンクールで20歳で優勝した時のタランタの生録がはいっているCD

    これも貴重ですねぇ。実は未聴なのですが、このファルセータって「Callejón de la luna (月の小径)」あたりを弾いているのかしら。いずれにしろビセンテのことだからさぞ美しかろうなぁ。ビセンテのことも当然後々書きますのでお楽しみに。

  1. そうです。さすがLuziaさん。
    「Callejón de la luna~月の小径」は本当に美しいですよね。
    まるで目の前で弾いているかのような生の音で、みずみずしくて胸が痛くなるほど・・。
    ビセンテのこと、楽しみにしています。

    パコ師匠とビセンテって丁度20歳ちがうんですよね。
    なんか不思議ですね。

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