アーカイブ : 2009年 8月 23日

夭折の天才~ハファエル・ハベーロ

少なくとも15年以上前だったと思う。仕事で渋谷方面に行った帰りにHMVに立ち寄り、何気なくWorld Musicのコーナーに足を運び、フラメンコではなくブラジル音楽のCDを物色していた時に手にしたのがRaphael Rabello (ハファエル・ハベーロ、1962-1995)の「TODOS OS TONS」というアルバムだった。
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日本発の傑作ファンタジー:獣の奏者

僕は小説、映画などで所謂「ファンタジー」と呼ばれるものを敬遠してしまう (好みの問題)のですが、上橋菜穂子Wさんの小説「獣の奏者」は読了後、「この小説に出会えて本当に良かった!」と心の底から思いました。最初、書店でこの本を手に取った時に本の帯にファンタジーの文字を見出し、不敬ながら「う~ん、ファンタジーかぁ・・・」とそれだけの理由でいったんは書架に戻してしまったのですが、なぜか「獣の奏者」というタイトルが妙に気になってしまい結局購入。ところが読み始めると主人公「エリン」、聖なる獣 (王獣)「リラン」を中心に、人と獣という永遠の他者どうしの触れ合いによって予想だにしない争いに巻き込まれていくという重厚でドラマチックなストーリーにあっという間に引き込まれてしまったのでした。
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