実録~恐怖の口裂け女

オイラがまだ「紅顔の美少年」であり「超モテモテ時代」であり「5人の女子から告られてうきうきカーニバル開催中っす!」というイケイケ中学2年生の頃の話である。この年、全国的に「口裂け女」という都市伝説が大流行した。この伝説は廃れたかと思ったら近年、映画になったりしてまだ根強い人気(?)があるみたいっすね。オイラは今でもそうだけど、そういった類の話や心霊系の話は一切信じない人間っす。でも夏の今頃ってテレビでよくそういう系の番組をやりますよね。ついつい見ちゃうんだけど、結構ビビってしまう自分がいるのであった(汗)そして決まってその日の夜、金縛りになるんだなこれが(冷汗)

それはさておき、その当時バレーボール部に所属していたオイラは練習を終え、マブダチのT君と一緒に学校を出た。季節は秋。しばらく歩きながらダベっていると、当然話題は旬な「口裂け女」のことになりまするな。以下のような会話を交わしたと記憶する。以下(T=T君、L=オイラ)

T:「○ちゃん (←オイラのニックネームね)、口裂け女ってでかいマスクをかけて“わたし、きれい?”とか聞いてくるんだろ?で、“はい、きれいっす”と答えると“これでもきれい?”っていきなりマスクを外すと口が耳元まで裂けちゃってるって話だよね」

L:「んで、あれだろ“きれいじゃないっす”って言っちゃうとぶっ殺されちゃうんだろ。怖ぇ~~~!」

T&L:「バッカじゃね~の、ガッハッハ!」

と呵呵大笑して盛り上がっていたのであった。その話はそこでお終いになり、次の話題で盛り上がっていた時、T君が急に歩度を緩めたので訝っていると、T君は視線を前方に向けたまま「○ちゃん、○ちゃん。あ、あそこ・・・あそこに・・・・い、いる・・・」と震える小声でオイラにつぶやいた。「えっ、何が?」とオイラも前方に目を凝らすとそこに・・・。

「い、いた・・・」

ロングコートを身にまとい、つば広の大きな帽子をかぶり、大きなサングラスをかけ、口にマスクをかけた女の人が確かにいる。ついさっき話題に上っていた「口裂け女」の容貌そのものの女の人がヒタヒタとこちらに向かって歩いて来るのだ。

オイラたちが歩いていたのは片側一斜線の道路の真ん中に歩道があるっていう変わったところで、もはや避けようのない状態。T君もオイラもなぜその時くるりと踵を返さなかったのか。なぜなら・・・ 

「怖くて動けなかったんだもん (涙)」

いやぁ、ほんとマジでビビりましたよあん時は。特にすれ違う時は恐怖がK点を越えました。ええ、世界記録達成ですよ。金メダル獲得しましたよ。でもまぁ、今こうして駄文を書いているわけですから結局何にもなかったんですけどね。

冷静に考えれば上記の容貌だって別に変じゃないし。季節は秋口だったからコート着ててもおかしくないし、つば広の帽子&サングラスはむしろオシャレ&セレブ感たっぷりであるし、マスクはたまたま風邪気味で着用していたのであろう。もしかしたら、実はどっかのお嬢様だったんじゃねぇか。 

つ~か逆に声かけろよ<T&L

まぁ、若かったねあの頃は。思い込みっていうのは時にこういう悪戯をするんだね。今ではいい思い出でっす。実を言うこの体験をした場所は実家と目と鼻の先なのであった。

いい雰囲気の歩道。 花火大会

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