美音とはかくありたし

オイラはもうクラシックはほとんど弾かないのだけど、聴くのは今も大好き。仕事柄、多くの海外プレイヤー、国内プレイヤーの演奏を聴くのだけど、最近のギタリストは指は良く動く反面、音っていうか音色がハゲシクツマラナイ・・・。なんてゆーか 「味」が無いし、「色気」も無いし、「心の琴線を揺さぶるエモーショナルな演奏」ってものになかなか出会えない昨今なのである。せっかくCDを買っても速攻で割りたくなるようなものばっかりで残念だ。 (割りはしないけど、鳥避け用にベランダにぶら下げたCDは多数あるぜ)

そんな中、世界的に見ても現在彼ほどの 「美音」と 「歌心」でギターを奏でるギタリストはおるまいと思えるプレイヤーがなんと日本にいた。そのギタリストの名は稲垣 稔さんだ。もうね、オイラは最高にリスペクトしておりますよ。

スカスカでカスカスなゴミ演奏 (なんか今日はちょっと過激かしら?)を聴いてしまって凹な気分になった後に稲垣さんの演奏を聴くと、上がりに上がった溜飲が一気に下がる。ついでに血圧も下がる。そして「あぁぁぁ・・、ギターって本当に音の美しい楽器なんだなぁ・・・」と心の底から思うのだ。

「美音とはかくありたし」という言葉は彼のためにある。癒されたい方、是非ご一聴を!

G.F.ヘンデル/サラバンドの演奏。

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【2013年6月27日付記】
2013年6月26日、稲垣稔さんは胸腺癌のためご逝去されました。享年54歳。あの美音をもう聴けないと思うと残念です。合掌。

    • M
    • 2009年 9月 4日

    Luziaさま
    癒されました。

    • Luzia
    • 2009年 9月 5日

    @Mさん
    癒されましたか。良かった。

    以前、稲垣さんが来店された際にいくつかの楽器を目の前で試奏されたんですが、音が「ぷるるん」って感じ鳴るの。オイラが弾いてもそうならないのに。あんまりにも音が美しくてチキン肌がスタンドアップしてしまいました。

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