楚々とした花のような人

オイラが物心ついて初めて「な、なんて美しい人なんだろう・・・」と嘆息し、憧れた女性は夏目雅子Wさんだった。あの「楚々」とした美しさを湛えた雰囲気、今や死語となりつつある「大和撫子」という言葉を何の躊躇いもなく使用出来る数少ない女性であった。彼女は「華」というより「花」なんですよ。そこがいい!

オイラが初めて夏目さんをスクリーン上で観たのは、文太兄ぃが主演の「トラック野郎W」シリーズの第6作「男一匹桃次郎」のヒロイン役だった。このシリーズは第10作まで製作され、必ずヒロインが登場(「男はつらいよ」と全く同じパターンね)が登場するんだけど、オイラ的にはぶっちぎりで最高のヒロインだった。あと、「西遊記」の三蔵法師役も良かったなぁ。

まぁ、この頃は絵に描いたようなヒロインっぷりで可愛さ、美しさが前面に押し出されていましたね。そんな彼女が、そうしたイメージを払拭し、大女優としての地位を揺るぎないものにしたのが、女性の悲哀を描かせたら右に出るものがいない名匠、五社英雄W監督の1982年製作の映画「鬼龍院花子の生涯」の松恵役であろう。原作は宮尾登美子Wさんの傑作中編小説。(この小説も筆舌に尽くし難い素晴らしさ!)

物語は大正、昭和の高知が舞台。一代の侠客、鬼龍院政五郎と愛娘花子の波乱万丈の生涯を、口減らしのために12歳で鬼政のもとへ養女に出された後、50年に渡ってその栄枯盛衰を見守り続けた松恵の目線から描いた重厚な作品です。

侠客一家に身を置きながら「楚々」としたキャラクターのまま成長する松恵ですが、あの有名な啖呵を切る物語の終盤以降は嫣然かつ凄絶な美しさに圧倒されてしまいました。何度観ても鳥肌が立つほど素晴らしい!

が、まさか1985年に27歳という若さで逝去されるとは・・・。もの凄くショックだった。1976年にデビューされて活動期間は10年に満たない。正に「美人薄命」とはこのことだろう。もしお元気でいられたら、どれほど女優としての高みに登り詰めただろう。つくづく残念でならない。

夏目雅子さん

原作本。傑作です!

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夏目雅子さんの女優としての素晴らしさを堪能出来ます。

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時間:146 分

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オイラ的には「トラック野郎」シリーズ最強のヒロインでありんす。

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