今更な感も否めないんですが、クラシック・ギタリスト「村治佳織さん」の業界(クラシック・ギター界、クラシック音楽界全般)への貢献度は計り知れない。下世話な話で恐縮ですが、いわゆる「美人」系もしくは「イケメン」系実力派若手演奏家の礎(=ジャンル)を築いたのは彼女であり、未だにその人気は衰えていない。
音楽以外でのメディアへの露出も多い彼女なので、普段クラシック・ギター音楽を聴かないファン層も多いため、コンサートチケットは現在でも発売と同時にすぐ完売(ほぼ秒殺)という凄まじさである。
もちろん彼女はただ単に「美貌のギタリスト」というだけではない。世界的に見ても非常に難度の高い「東京国際ギターコンクール」において史上最年少で優勝[1]という「実力」を伴った「美貌のギタリスト」であるからこその人気なのである。
1993年にデビュー。1997年からはフランスへ留学し、その後は飛ぶ鳥を落とす勢いで大活躍。現在に至っている。
1998年に発売されたアルバム「カヴァティーナ」が、初回リリースだけで30万枚を売り上げるというクラシック・ギター界だけではなく、クラシック音楽界にとっても前代未聞の事件が起こる。
クラシックCDは一般的にかなり名前が知れた指揮者、演奏家であっても初回リリース枚数は1,000枚らしい。で、仮に1,000枚売れたとしてもほとんどそのまま廃盤になってしまうのが常。10,000枚売れれば「土下座で感謝」という業界なので、30万枚という枚数は「土下寝でも足らない快挙」なのである。
そんな彼女も現在30代前半になり、ますます音楽的成熟度が増しています。弟の奏一さん[2]もイケメンかつ実力派ギタリスト。来年1月には初めて姉弟によるデュオ・リサイタルが行われるとの事。今後の活躍も目が離せません。
クラプトンの名曲「ティアーズ・イン・ヘヴン」を演奏する村治さん。
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