実に眼福&耳福でござりました

楽器店に勤務していると、時として世界的な名器を間近で見れたり、触れたり、更には音まで聴けたりする幸運に遭遇することがある。

さて、時は桜の花もようやくその固い蕾をほんの少しだけ綻ばせた今年の早春。あの「Antonio Stradivari(アントニオ・ストラディバリW)」の名器中の名器「デュランティ」を目の当たりにし、更にはその音までじっくり堪能する機会を得ることが出来たオイラは果報者だ。

この楽器は現在、ヴァイオリニストの千住真理子さんが所有されている楽器です。(この楽器との出会いが、公式サイトのプロフィールに詳しく紹介されています)

今年の2月に発売された千住さんの新譜CD、「ヴィヴァルディ/ヴァイオリン協奏曲集<四季>」。実はこのレコーディングで使用されたチェンバロはうちの店が所有するチェンバロで、その縁あって各地で行われたCD発売記念のコンサートでも録音で使用したチェンバロを使って下さることになった。そのうちの一つがオイラの地元である「かつしかシンフォニーヒルズ」で行われることになり、楽器の搬入と搬出をオイラが担当することになった。

コンサート前日、車に楽器を積み込み帰宅。朝一番で会場に直行。オイラは現在、江戸川区に住んでいるのだけど「かつしかシンフォニーヒルズ」は車だと10分もかからない距離。

現地で技術者と合流して、楽器をセッティング。その時はまだ千住さんは残念ながらいらしていなかった。オイラは一旦会社に戻って通常業務を行い、搬出時間の30分ほど前に会場へ戻った。

ちょうど「四季」の第4楽章「冬」が始まるところだった。当然オイラはバックステージにいたんだけど、そのヴァイオリンの余りにも美しい音色に一瞬で心を奪われてしまった。

いやぁ、名器だとは聞いていたけどこんなにも違ってしまうものなのかと驚いた。音の「艶」、「伸び」、「香り」、「色彩感」、「奥行き」が半端ぢゃねぇ。

それはもちろん千住さんの類稀な音楽性、技術があってこそ引き出せるものなのだけど、それにしても凄いものだ。終演後じっくり楽器を拝見させて頂いたのですが、いい感じに枯れていて凄ぇ貫禄。土下寝レベルMAX!

下世話な話ではあるけど、この楽器の価格・・・。ご想像にお任せしますが、9桁でございました・・・。

眼福&耳福ここに極まれリな一日だった。

「デュランティ」について語る千住さん。

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ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」作品8 1-4 / 千住真理子 / CD ( Music )

EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)( 2009-02-18 )

定価:¥ 2,800 ( 中古価格 ¥ 735 より )


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