美しき放物線

なんかおバカな話が2日続いてしまった・・・。なので今日もおバカな話を書こう!これはサイト運営時代にも書いたことがあるのだけど、一部の方々に異様にウケたお話。でもオイラにとっては顔から火が出るくらい恥ずい話・・・。

S大入学と同時にギター部に入部したオイラ。そして、ほとんど強制的にフラメンコをやる羽目になってしまった。(詳しくはこちらを参照

クラシックはやっていたけど、フラメンコは全く初めてだったので正直大変だった。秋には定期演奏会があるので、それに向けて猛練習が始まった。でも、さすがにソロは無理なのでデュオでは2ndパート、アンサンブルでは3rdパートを担当することになった。(ほとんどコードカッティングや簡単なアルペジョのみ)

当然ながら1年生は本番当日、様々な雑事をこなさなければならない。オイラが担当したのは照明だった。会場に調光室というところがあり、そこに篭って舞台係の指示に基づき照明を操って舞台を盛り上げるわけです。

第1部がクラシック・ステージで、第2部がフラメンコのステージだった。第1部が終わり、休憩時間の間に楽屋へダッシュして衣装に着替えてギターをチューニング。

そろそろステージに上がって待機という段階になって、なぜか先輩がグラスを机に並べワインを注ぎ始めた。「な、なんすかこれ?」っていう状態で固まっていると、「○○←(オイラの名前ね)ちょっと来い」と呼ばれてグラスを持たされた。そして、メンバー全員で一気飲み・・・。

これこそ、S大ギター部「フラメンコ戦士」どもの麗しき「入魂=気合い入れという名の、ただ単に酒を呑んで酩酊して緊張をほぐそうぜっ!」っていう伝統儀式なのであった。

で、いざステージで待機。その時である。調光室からオイラを呼んでいるらしいとの伝言が。開演までもう余り時間が無かったのだけど、ダッシュで調光室へGO!何事かと思ったら「ごめん、解決したからいいや」と某先輩のつれないお言葉。

「やべぇ、もう時間が・・・」とまたまたダッシュでステージに戻った。なんとか開演2分前というところでセーフ。息を整えつつ開演を待っていると鼻に違和感が・・・。そして、

鼻血・・・・・・

「ぬぉあ」と叫びながら取りあえずトイレに駆け込んだ。と、止まらねぇ・・・。一緒について来てくれた先輩も「ヤベェなおい」とオロオロ状態。この先輩とはフラメンコ・ステージ中盤でデュオを演奏しなければならない。取りあえず1曲目はフラメンコ戦士ども全員でのアンサンブルだったので、オイラがいなくても大丈夫という事になりステージの幕が上がった。

衰えを見せない鼻血の奔流に一人トイレで悶絶していると、「コーヒールンバ」の軽やかなメロディーが聴こえて来た。曲が終わる頃にようやく収まってきたんだけど、不安なのでティッシュを小さく丸めて鼻の穴奥深くに詰め込んだ。

諸先輩方のソロ、デュオの演奏が終わり、いよいよ某先輩とオイラのデュオ演奏に。曲は巨匠サビーカスの「ミロンガ」。もうドキドキだった。演奏の緊張からではない。鼻血が再噴出するんじゃないかという恐怖感からである。

結局、何事も無く演奏が終わりラストの曲へ。最後も「フラメンコ戦士」ども全員でのアンサンブル。曲は「最後のルンバ」というS大ギター部「フラメンコ戦士」のオリジナル作品。この曲は演奏中に「演奏者紹介」も兼ねた重要なプログラムなのである。

そしてここでも麗しき(オイラ的には悪しき)伝統があり、司会者に紹介された演奏者は一礼とともに胸に挿した「一輪の薔薇」を観客席に投げるという、実にベタなパフォーマンスをしなければならないのだ。そして、オイラに順番が回ってきた。結果、以後語り草になることをやらかしてしまった。

恐ろしく気合いを入れて薔薇を投げ過ぎ、「フンっ!」と唸った拍子に鼻に詰めていたティッシュが薔薇の花とともに、美しい放物線を描きながら飛んでいったのだ・・・。

後の方の席に座っていた方はたぶん気が付かなかっただろうけど、前列に座っていた方は確実に気付いたはずである。笑いを押し殺す声が聞こえたから・・・。

打ち上げの席で泥酔したことは言うまでも無い。

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