聖なる墨痕

先月18日の夜。会社から帰宅して掃除、風呂、夕飯を終えて一服しつつテレビのリモコンをザッピングしていると、フジTV「ザ・ベストハウス」という番組で紹介されていた書道家、金澤翔子さんに釘付けになってしまった。彼女が書かれた「書」の数々を拝見するうち、久々に身の内が震えるような感動を覚えてしまった。それは放送から数週間経った今でも続いている。

オイラは正直言って書道には全く興味が無い。小・中・高と授業でやったことはある(どちらかと言うと嫌々)ものの、興味の対象とはならなかった。(今でこそ生来の悪筆をどうにかしようと参考書片手にペン習字をやってはいますが・・・)

そんな「書」に対してはほとんど無知なオイラが何故に感動してしまったのか。それは彼女がダウン症候群Wでありながら立派な「書」を書く方といった薄っぺらい感動では決してない。彼女の「書」はまるで言霊が具現化したかのようなのだ。「書」というものを見てこんな感覚に襲われたのは初めてだった。

「書」が何たるかを知らぬオイラが生意気を言わせてもらえば、奇を衒わぬ清らかな心が無いとこのような「書」は決して書けないと思う。是非一度、上述のサイトに展示されている「書」の数々をご覧下さい。

今年、京都の古刹、建仁寺が所有する(現在は京都国立博物館に寄託)俵屋宗達Wの大傑作「風神雷神図」Wの展示に当たって、彼女の「書」とともに一対で公開された。建仁寺の長い歴史の中で初のことだと言う。

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この動画で観ても彼女の「書」は正しく「風神雷神図」そのものを同じレベルで具現化している。本当に溜め息しか出ない・・・。

彼女は天才などではない。神が彼女の肩に手を触れたんだと思う。まさに聖(セイント)な人だ。王羲之W顔真卿Wといった書聖に比肩し得る書家になられる日もそう遠くはないのではなかろうか。

翔子さんのお母様である金澤泰子さんが書かれた本です。翔子さんがここまで至るまでの大変な道のりが余すことなく綴られています。子育てに悩んでいられる方、必読!

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