世の中にはマルチな活躍をする方がたくさんいらっしゃいますね。当然音楽の世界にもいらっしゃる。オイラなんかギター演奏だけで四苦八苦しているのに・・・。そんな中でも、ギター&ピアノ&その他の楽器演奏がメチャウマなのに加え、作曲の世界でも類い希な才能を開花させ、世界的な巨匠にまで登り詰めたミュージシャンがいる。Egberto Gismonti(エグベルト・ジスモンチW)である。
ジスモンチは1947年生まれ(パコと同じだ!)のブラジルのマルチ・ミュージシャンです。いや彼の場合、マルチっていう言葉で括るのは失礼に感じてしまうほど凄いミュージシャンだと思う。ほんと、天は二物も三物も彼に才能を与えたとしか思えんわ。
彼の名を初めて知ったのは、もう何度も紹介しているスーパー・ギター・トリオのライブ盤に収録されていた「Frevo(フレボ)」という作品の作曲者としてだった。てっきりギター作品だと思っていたこの作品は本来、ピアノ・ソロのための作品。多分、ジスモンチの作品の中でÁgua & Vinho(水とワイン)と並んで最も人気がある作品かもしれません。
ジスモンチはピアノ演奏もギター演奏も同じくらい高レベルの演奏をする技術(これは本当に大変なこと)に加えて、作曲能力の素晴らしさにも聴くたびに瞠目させられてしまう。それはポピュラー、フュージョン、クラシックと多岐に渡るジャンルで発揮されている。
現在これ程までに濃い活動をしているミュージシャンは他にいないのではないか?2007年~2009年と3年連続で来日公演が行われたのだけど、仕事で1度も聴けなかった・・・。無念である。来年も来日してくれんかなぁ・・・。
名作として名高い「Dança das Cabeças(ダンサ・ダス・カベサス)」を演奏するジスモンチ。10弦ギターを使用しています。
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ジスモンチ自身のピアノソロによる名作「フレボ」の演奏。(音源のみ)
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ジョン・マクラフリンとパコ・デ・ルシアのギター・デュオによる「フレボ」。これもめっちゃええなぁ・・・。
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