無いものねだりって誰でも一つや二つありますよね。オイラの場合「声質」がその一つであります。何の変哲も無い普通の声なので、ハスキーヴォイスってやつにちょっと憧れてしまうのさ。なので、風邪ひいて声がガラガラになるとかな~り嬉しかったりする。で、家で普段歌わない歌を歌ったり、一人芝居をしたりして悦に入るのだ・・・。
フラメンコのカンタオールもしくはカンタオーラ[1]は、イメージとしてはハスキーヴォイスを連想される方が多いかもしれませんけど、もちろん艶やかな美しい声の方もいらっしゃる。個人的にはやっぱりハスキーヴォイスの方が好き。
10年くらい前に、Vicente Amigo(ビセンテ・アミーゴ) の「Reino de Sillia」という曲のビデオ・クリップを見ていて、それに出演していたあるカンタオーラに心を奪われてしまった。
彼女の名は「Tomasa La Macanita(トマサ・ラ・マカニータ。通称ラ・マカニータ)」という。Jerez(ヘレス)の伝統的なフラメンコ歌手なんだけど、鉄火肌な容貌に加えてなんとも言えない独特のハスキーヴォイスにメロメロっす。
「ブレリア」を歌うラ・マカニータ。
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ビセンテ・アミーゴの「Reino de Silia(邦題:シリアの王国)」のビデオ・クリップ。この映像で彼女のことを知りました。
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こういう声ってまず日本人にはいないっすなぁ。なんかめちゃんこセクシーぢゃね?女声にしてはかなり「野太い」んだけど、それがまた「味」になってるんだよねぇ。はぁ~、オイラもカンテ歌えたらなぁ。
今度風邪ひいた時には「ひとりカンテ大会」をやろう!
※彼女のカンテをもっと聴きたい方はアクースティカさんへGo!
- フラメンコの歌い手。前者は男性歌手、後者は女性歌手を指す。 [戻る]
前々回スペインに行った際、マドリからカディスまで特急列車で5時間の旅をしたのだけど、その車中、とあるヘレサーノにからまれました。
彼の所属するフラメンコご一行様が同じ車両に乗っていたんだけど、やたらと絡みにきて閉口。でも目の前でいきなりパルマ叩いて歌っちゃったり、狭い通路で踊りそうになったりするのよ(笑)
ようやくヘレスに着き、やれやれと思ったら、なんと彼はマカニータのグループの人で、後ろからマカニータその人が悠然と通路を通って行ってびっくり。
うん、彼女は確かに素敵なハスキーヴォイスの持ち主ですね。
それにしてもビセンテ若い!
@Angelitaさん
凄いっすね!なんという偶然。
それにしてもヘレサーノの自由人っぷりは・・・。
ある意味羨ましい。
>それにしてもビセンテ若い!
今でもイケメンだけど、この頃のビセンテってほんとカッコいいっすねぇ。ずっとこのヘアスタイルにすればいいのにっ!(萌)