雄叫ビート叙事詩

西暦2XXX年。第3次世界大戦勃発。愚かな人類は何のためらいもなく核を乱発。壊滅的ダメージを受けた地球。自業自得により人類はもとより、あらゆる生命体も絶滅したかに思われたが、奇跡的に難を逃れた人類がごく僅か生存していた。それから500年後。人類の末裔たるごく少数の人類は「On Beat族」(オン・ビート族。表拍を信仰する族)と「Off Beat族」(オフ・ビート族。裏拍を信仰する族)に二分された。

オン・ビート族は日本人、オフ・ビート族はスペイン人のDNAを有す。この二大民族の最大の関心事は、どちらがより「超絶的なビート」を刻むことが出来るかということだけだった。

「俺の方がおまえより最高のオン・ビートを刻んだっ!」

「ふっふっふ、オン・ビートがオフ・ビートに勝るなど笑止!」

という、かつての人類から見れば冗談のような争いが、毎日のように繰り返される日々。そんなある日、こんな醜い争いに業を煮やしたオン・ビート族のリーダー、ピカードが立ち上がった。

「ビートは表と裏が合わさって初めてビートを刻むのだっ!無益な争いは止めようではないかっ!」

彼はかつて「ギター」と呼ばれた楽器に似た楽器をおもむろに取り出すと、今まで誰も聴いたことがないビートを刻み始めた。それは表と裏が渾然一体となった「表裏一体ビート」と言える壮絶なビートであった。

それはあたかもピカードが、無益な争いに一矢報いる「雄叫び」として両民族の心を抉った。

その「超絶的」というよりは「神々しい」ビートを目の当たりにしたオン・ビート族とオフ・ビート族は、これまでの愚かしい歪んだビート信仰に決別。両族はこれ以後、急速に連帯を深め、新たな人類の礎となったのであった。

この時ピカードが刻んだビートは「雄叫ビート」と呼ばれ、旧世界における「聖書」と同等の価値を与えられた・・・。

っちゅう、夢を見た・・・。大丈夫か?オイラ・・・。

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