乱丁なんだけど・・・。

長年楽譜関係の仕事をしていると稀に乱丁、落丁(誤植はほとんど日常茶飯事・・・)の楽譜が入荷することがあります。国内版のものは容易に返品交換出来るんだけど、輸入版の楽譜は色々と面倒な手続きが必要なので凹む・・・。先日入荷した楽譜は乱丁だったのだけど、返品すべきか否かかなり悩んでしまった。

今回乱丁だった楽譜は、アメリカのCOLUMBIA MUSIC CO.から出版されているCharilie Byrd(チャーリー・バード)[1]の「3 BLUES for CLASSIC GUITAR(クラシック・ギターのための3つのブルース)」という作品。

この作品はJohn Williams(ジョン・ウィリアムズ)が「スピリット・オブ・ギター」というアルバムに録音して以来、クラシック・ギター業界では人気のある作品で、「Spanish Guitar Blues(スパニッシュ・ギター・ブルース」、「Blues for Felix(フェリックスへのブルース)、「Swing 59(スウィング 59)」の3曲から成る渋カッコいい曲。

“参考までにこんな感じの曲です。演奏者はMichael Lucarelliというギタリスト。「スパニッシュ・ギター・ブルース」と「スウィング 59」を演奏しています。”

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で、今回入荷した楽譜の表紙がこれ。

3つのブルース 1

実はいつも入荷するものと表紙が違うんですが、タイトルはちゃんと「3 BLUES for CLASSIC GUITAR」となっています。でも、中身が全然違うの。中はなぜか、J.S.バッハの小品のアレンジ・・・。

3つのブルース 2 3つのブルース 3

で、裏表紙の左上には「THREE EASY PIECES – J.S.Bach」とプリントされています・・・。つまり、表紙だけ乱丁なのです。

結局悩んでいてもしょうがないので、メールで事情を説明したらさすがはアメリカの老舗出版社!正しい楽譜を進呈して下さるとのこと!乱丁分の楽譜はオイラの方で好きにしていいということに。もちろん楽譜代金もタダにっ!素晴らしい!

  1. 1925-1999。第2次世界大戦中はあのDjango Reinhardt(ジャンゴ・ラインハルトW)とも演奏していたジャズ系ギタリスト。その後、クラシック・ギターの大巨匠Andrés Segovia(アンドレス・セゴビアW)にもギターを学んでいます。素晴らしいギタリストです! [戻る]
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