全体主義の恐ろしさを描いたGeorge Orwell(ジョージ・オーウェルW)の傑作「Nineteen Eighty-Four(邦題:1984年)」という作品を最初に知ったのは小説ではなく、1984年(!)にイギリスのMichael Radford(マイケル・ラドフォードW)監督による映画でした。たまたま好きな俳優であるJohn Hurt(ジョン・ハートW)が主演を演じているということで観に行ったのでした。
高校生だったということもあり、正直言うと難解なところも多々あって「よくわからん・・・」映画でした。(ただ単にオイラの頭が悪いだけなんだけどね・・・)
後に小説を読んだんですけど、そこでようやくオーウェルの未来社会への先見性、そして管理社会の怖さをじっくり堪能。近年、新訳が出版されたのでそれも読んだんですけど、やっぱり凄いわこの小説。日本と目と鼻の先にある某国をしきりに連想してしまうのは気のせいか?
まぁ、とっても有名な小説なので今更っちゃぁ今更なんですが・・・。「Animal Farm(邦題:動物農場)」、「Homage to Catalonia(邦題:カタロニア讃歌)」も素晴らしい!
オーウェル作品を未読の方はまずこの3冊を読んでみて下さい。
映画「1984年」が未DVDなのが残念・・・。今観たらきっと楽しめると思うのだけど・・・。
そうそう、映画の中で「テレスクリーン」っていう双方向のテレビで市民が監視されているシーンがあるんですが、思わずチャップリンの「モダンタイムス」を思い出した。これはチャーリーが働く工場の社員を社長が監視するためのものだったな。規模は違うけどシチュエーションは同じですね。1936年の映画だからオーウェルよりも先なんだね。これはこれで凄い・・・。
コメント