凄ぇ曲名だけど・・・ブラボーだっ!

仕事柄、クラシック音楽の基本的な知識&情報を収集したり、音源を聴いたりと常に色んなアンテナを張らなければいけないのねん。でもねん、大きな声では言えないんだけどねん、中世~ルネサンス~バロックあたりの作品はあんまり興味が無いのねん・・・。もちろんこれは個人的な「好み」の問題であって、その時代の音楽を否定しているわけではありませぬ。でも中には「な、何ぃ???」と思わず食いついてしまう曲に出会ったりします。今まで一番インパクトがあったのが、Marin Marais(マラン・マレW)が作曲したヴィオール曲集第5巻に含まれている、何だか凄いタイトルが付いた作品でござった。

「Le Tableau de l’Operation de la Taille」
(邦題:「膀胱結石切開手術の図」)

これは何事?インパクトあり過ぎっ!初めてこの曲名に触れた時は何かの間違いかと思った。

マラン・マレは一般的な認知度は低いかもしれませんが、フランス・バロックを代表する大作曲家の一人で、あのLouis XIV de France(ルイ14世W)に仕え、同時にヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバW)の名手でもありました。

それにしてもどうしてこんなタイトルの曲を作ったのか?

この曲は4分弱の短い作品なんですが、実はマレ自身が受けた膀胱結石の手術の模様を音楽にしてしまったものなのです。

「想像してごらん by ジョン・レノン」

バロックの時代はまだ麻酔というものがありません。つーことは、麻酔無しで手術をするわけで・・・それはそれは痛いわけで・・・それはそれはほとんど拷問であり、それはそれは大変な思いをしたことは想像に難くありませぬ。

その模様を曲にしちまうんだから、マレさんったらとってもお・ちゃ・めっ!

きっと自分が体験した苦しみを多くの人に理解してもらいたかったのかもね。うんうん、わかるぜよ。おまんの気持ちは痛いほどに。

なぜなら、この作品はナレーション付なのであります。曲の途中で「手術台の状態」、「メスを研ぐ音」、「お腹を切開する瞬間」の様子が挟まれるのであります。そして、曲の最後には

「取れた」

ですよっ!ギャグのようですが、めでたしめでたし。本当は

「取れたぁ~~~~っ!」

って感じだったと思うけど・・・。

いやぁ、オイラは麻酔のある現代に生まれて本当に良かったとつくづく思うよベイベ・・・。

実演(音源のみ)

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