東京で雪山遭難!?

例の学生時代にバイトをしていた時のエピソードであります。(前回のエピソードはこちら)その日は変則的に19:00から23:00までのシフトだったのでちょっと早めに夕食を摂って、いつものように自転車でバイト先に向った。生憎その日は霙交じりの雨が降っており、予報では夜半から雪になるとのことだった。「まぁ、夜半から降るんだったらセーフだな」という希望的観測はバイトが終了する頃には、「こ、これはヤバイ・・・かも」という事態に。まさかあんな大変な思いをしようとは・・・。

夜半から雪という予報はハズレ、21:00頃にはガンガンに降り始めた。初めの内は「おぉっ!凄ぇ!ひゃっほーっ!」と東京人ならではの「庭駆け回る」反応を示したが、22:00頃には積雪が10cmぐらいに達し、お店を閉める準備を始める頃には「・・・・・・」

で、自転車を置いていけばよかったんだけど後悔先に立たず。乗って帰るのはほとんど不可能だったので、自転車を押しながら帰路へ。

が、ある場所まで到達して思わず立ち尽くした。

「橋を渡らなきゃいけないんだったな・・・」

そう。我が家に帰り着くには必ず橋を渡らなければいけないのある。中川という川に架かるその橋の名は「奥戸橋」。これが結構長い橋で嫌な予感爆発。

覚悟を決めて橋を上り始めたんだけど、一歩進むたびにズルズルと滑り、まさに「三百六十五歩のマーチW」という有様で一向に進まない・・・。時折り車が脇をかすめるように通って行くのでこれまた危険極まりない。橋詰に到着するまでなんと10分もかかってしまった。

やっと平坦な場所に到達したと思ったら今度はもの凄い風で目も開けられない状態。まさに新田次郎の小説「八甲田山死の彷徨」という有様で一向に進まない・・・。

やっとの思いで川を越えた時は出発してから20分以上経ってしまっていた。が、問題はここからである。今度は下り坂を克服しなければならない・・・。

覚悟を決めて下り始めたんだけど、その途端にコケてしまい自転車ごと10メートルほど滑落。

「っぶねぇ~~~っ!」

と思わずキレた。

無事橋を渡り終わった時点で35分経過。ここからはほとんど一本道ではあるけれど、雪に足と車輪がとられてしまい思うように進めず・・・。

結局家に着くまでにかかった所要時間1時間23分・・・。ちなみに家からバイト先まで通常時は自転車で10分弱、徒歩でも20分弱である。

翌日、38度2分の熱が出てダウン・・・。北国の方からの嘲笑が聴こえてきそう・・・。

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