クール・ハンド・ルーク

Paul Newman(ポール・ニューマンW)が偉大な俳優であったことに異論を挟む方は恐らくいらっしゃらないでしょう。オイラの大好きな俳優の一人でございます。1969年の「Butch Cassidy and the Sundance Kid(邦題:明日に向って撃て!W)、1973年の「The Sting(邦題:スティング (映画)W)」なんか何度観ても素晴らしい!でも、ポールの映画で忘れられない1本があります。1967年、Stuart Rosenberg(スチュアート・ローゼンバーグW)監督による「Cool Hand Luke(クール・ハンド・ルーク)」であります。

「クール・ハンド・ルーク」って言っても日本では一般的ではないですね。日本では「暴力脱獄」というタイトルで知られています。にしても、なんでこんなB級映画っぽいタイトルになってしまったのだろう・・・。これだけがちょっと残念。

原作は1965年に発表されたドン・ピアースの小説で、この映画では脚本も担当しています。ピアース自身の刑務所収監体験をモチーフにしたいわゆる“刑務所もの”なんですが、とても奥深い味わいを持った佳品です。

第二次世界大戦での勇猛果敢ぶりから“英雄”と呼ばれながら、戦争後遺症によって社会に適応できなくなってしまったルーク・ジャクソン。酔ったあげくパーキングメーターを次々と壊すというくだらない犯罪でフロリダの刑務所に収監されてしまう。

刑務所は過酷な労働と体罰で囚人たちを縛る刑務所長と看守たちの世界。しかし、ルークは権力を侮蔑し、反体制の姿勢を貫く。初めはそんなルークに警戒心を抱いていた囚人のリーダー、ドラグラインとその他の囚人たちも次第にルークへ尊敬の念を感じ始める。そして、そんな彼に“クール・ハンド・ルーク”というニックネームが付けられた。

ある日、ルークの母親が面会に訪れるが、その後程なくして死をしらせる電報が届く。母親の死を口実にして罪無きルークを懲罰房に送る刑務所長。そんな理不尽な扱いを受けルークは脱獄を決心する。

巧みな作戦で脱獄を試みるが失敗。しかし、強固な警戒を敷かれている最中に2度目の脱獄を決行。が、これも失敗に終わる。刑務所長以下はルークに過酷な懲罰を与えた結果、ルークを服従させる事に成功。

どんな権力にも屈さないルークの態度に惹かれて英雄視していた囚人たちは、刑務所長や看守たちに迎合するルークを冷ややかに眺めるようになる。しかし、ルークは看守たちの隙を突き、ドラグラインとともに3度目の脱獄を図る。

途中で二人は別れ、ルークは寂れた教会に辿り着く。そして、静かに神に語りかける。

しかしその時・・・

続きはどうか本編をご覧下さい。

若きポールがほんとクールで格好いいですよ!あの子供のような笑顔がたまりません。また、ドラグライン役のGeorge Kennedy(ジョージ・ケネディW)はこの作品でアカデミー助演男優賞を受賞しました。

ちなみにルークの母親役で登場するJo Van Fleet(ジョー・ヴァン・フリートW)は、1955年の名作「East of Eden(エデンの東W)」でアカデミー助演女優賞を受賞した名優。そして、ちょっと前に書いた(こちら)まだ無名時代のDennis Hopper(デニス・ホッパー)も出演しています。[1]

ジョージ・ケネディ以外は既に鬼籍に入られております。こういう男臭い、骨太な映画って最近ないなぁ・・・。

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原作小説もお勧め!

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  1. よく観ていないと気付きませんが・・・。この2年後にあの「イージー・ライダー」を発表するんだね。 [戻る]
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