江戸崎探訪~農業の現実

昨年のお盆に父親の故郷である茨城県の江戸崎へ赴いた事を書きましたが(こちら)、この時の記事はいわば“郷愁”であり、今日の記事は“現実”であります。今回は農業の厳しい現実について書こうと思います。探訪とは言っても、2~3ヶ月に一度は理由(わけ)あってこの地を訪れており、そして訪れる度にガックリくるのも事実であります。最初の用事が予定よりも早く終わってしまい、次の用事まで2時間ほどのブランクが出来たのでちょっと近所を散策してみました。

周りは今も田んぼが多いのですが、それでもかなりが埋め立てられ、その跡地にはどんどん家が建てられています。中には休耕田の状態になっているものも多いです。

水田1 水田2

稼働している田んぼの写真をご覧いただくと、まだまだ農業が盛んなように見えるかもしれませんが、この近辺で農業だけで生計を立てている方は三世帯しかありません。なぜか?農業は手間暇がもの凄くかかるにもかかわらず、利益は微々たるものだからです。

祖父母は20数年前に身罷り、祖父母がやっていた田んぼは現在ご近所の方にお貸ししているのですが、そこのご主人も半年は農業、残りの半年はタクシーの運転手をされています。

驚くことに、現在この地で農業をされている方は60代後半~70代前半の方々で占められているということです。50代、40代、30代、20代は皆無と言ってよいです。

つまりこの広大は田んぼは継ぐ方が出てこなければ、いずれは休耕田になってしまうわけです。親しくさせていただいている専業農家のご主人にお話しを聞いたところ、たとえ休耕田でも管理義務(水利費等)が課せられるのだそうです。

継ぐ方がいなくてやむなく休耕田になったもののほか、かつて政府による減反政策によって休耕田にさせられたものもありましょう。それに対して安くはないお金を払わなくてはならないのは明らかにおかしいと思われませんか?

こんな理不尽な農業政策では若い方達が農業をやろうとは思いませんよね。もちろん最近は農業に興味を持ち、実際に若いながらも農業に従事している方や、サラリーマンを辞めて田舎に越してきて自給自足のスローライフを実行されている方もいらっしゃいます。

でも、残念ながらそれは極少数であり、とても日本の農業を支える原動力には至っておりません。

高度経済成長期からバブルの時代、そして現在。利潤ばかりを追求してきた国政のツケを農家の方たちが払わされている気がしてならないのです。この状況を打破するには、農業政策を一から見直す他ありません。

政治家の先生方。よぉ~くお考え下さい。

ちょっと重たい記事になってしまったので、気分転換に散策中に出会った彼らの写真をご覧あれ。

親鳥を待つツバメの子たち 白鳥の子たち

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Luzia

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