あれから2年・・・

秋葉原の歩行者天国が早ければ来月にも復活するという。2年前の6月8日、日曜日。7人もの尊い命が奪われ、10人もの重軽傷者を出すという近年未曾有の無差別殺傷事件が起きました。あの日僕は仕事で、事件のことを知ったのは小岩駅で配られていた号外でした。事件現場の交差点はほんの6日前の月曜日に渡り、いつものように小諸そばの神田明神下店へ行ったばかりだったので個人的にも大変衝撃を受けました。もし日曜日に休日を取っていたら惨劇の起きた12時半前後、あの交差点を歩いていた確率はかなり高かったからです。

実はそれにも増して僕を悲しみのどん底に突き落としたのは、亡くなられた犠牲者のお一人が事件の起こる1ヶ月ほど前にお会いしたことがあった方だったからです。

その方とはそれ1回きりの出会いでしたが、明るく真面目で、誰からも愛されるだろう爽やかな印象を持った方でした。学業のかたわら、都内各地の音楽ホールでアルバイトをされていて、将来はステージの裏方の仕事をしたいとおっしゃっていらっしゃいました。そんな方ですから、各ホールのスタッフにも大変人気がありました。

事件後、某ホールの方とこの事件の話しになった時、「本当に良い子だった。残念でしょうがない」と慟哭されていました。

前途ある若い身空でこんな理不尽な結末を迎えるという運命の残酷さを呪わずにはいられません。

事件のあった翌日、休日だった僕は現場に行き献花を手向けました。あんな惨事があったと思えないほど秋葉原はいつもの喧噪に包まれいましたが、膨大な献花が事件の生々しさをはっきりと伝えていました。

たった2年の間に事件当時は無かったビルが建ち、事件そのものも風化しつつある昨今。

歩行者天国の再開は良いことなのか否かは僕にはわかりません。しかし、みんながビクビクせず、笑いながら歩ける歩行者天国になるのなら、それに越したことはありません。

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