灼熱の地獄部屋のそこかしこで蠢く蟲たちに慄きながら賞味期限切れの商品を自己嫌悪とともに始末し続け滝のように流れる汗を乱暴に拭いながら「いつか天罰が下るぞ愚かな人類どもよ!」と心の叫びも露わに滂沱の涙で頬を濡らしたある夏の日の想い出

タイトル長ぇ~よ・・・。ええと、例によって大学時代にやっていた松屋浅草でのバイト時のエピソードであります。季節は真夏。お中元戦線真っ最中のある日、「お~い、○○君。ちょお~っといいなぁ~」と妙に低姿勢な本社員の方(以前、お寿司を奢っていただいた方。詳しくはこちら)に声をかけられました。嫌な予感がしつつも、「へい!何でござんしょう」と応えるとデパートの外にある某所へと連行されました・・・。

その場所へ来たのはその時が初めてでした。デパートのちょうど裏手にあたる場所で、ちょっと大きな物置ぐらいの建物があってなぜか周りが柵で囲まれ、更に入口には見るからに頑丈そうなデカイ南京錠が掛けられていました。一体ここで何をしろと・・・?不安は増すばかり。

社員の方は徐に南京錠を外すとその禁断の扉を開けました。恐る恐る中を見るとはいわゆるポリバケツが何個か置かれていました。「なぁ~んだ、ゴミの集積所か」と胸を撫で下ろし中に入るとこれがかなり凄いことになっており・・・。

甘酸っぱい匂いとしょっぱい匂いとフルーティーな香りがミックスされた不思議な香りが充満していて、ある程度覚悟はしていたけれど黒&茶色の悪魔(=ゴッキーさん)がワンサカいらっしゃる。しかも真夏なのでサウナ並みの酷暑でありました。

ここは何をいたす場所かと言いますと賞味期限の切れた食品の内、醤油、ソース、ケチャップなどの調味料やジャムなどの瓶詰、缶詰などを廃棄する場所なのでした。柵や頑丈な施錠がされているのは、ホームレスの方たちが中に入れないようにするためのものでした。

で、オイラのその日のお仕事は取りあえず賞味期限切れ食品の廃棄作業に従事せよとのことでございました。

一旦デパートに戻り、オイラは倉庫へ。保管してある商品をチェックすると、これが結構な量の賞味期限切れブツがありました。

とても一度に運べる量じゃないので、まずは瓶詰と缶詰から始めました。ポリバケツが一杯になるほどのジャムや海苔の佃煮やイカの塩辛を想像してみてください。半端ぢゃないおぞましさっすよこれ・・・。

当然廃棄している作業は人に見られてはマズイので、扉をほとんど閉めた状態で行わなければなりません。例のゴッキーさん達はそこかしこで蠢いているし、熱中症を起こすんじゃないかというくらい暑いし、滝のような汗にまみれるし、開始して1時間ほどでグロッキー。

それでもお昼ぐらいにはこれらをやっつけて昼食。その後は調味料関係に着手。

醤油やソースをダボダボとポリバケツに流し込んでいるうちに、なんだか無性に腹が立ってきてしまいました。賞味期限切れとは言っても当日、もしくは2、3日経過したものばかりなんですよ。実際、食べても全く問題無い食品を廃棄しなければならない不文律に言い知れぬ怒りが込み上げてしまったのですね・・・。

まぁ、万が一のことを考えてのことなので現状では止むを得ないのですが、思いっきり自己嫌悪モードに突入。そしたら今度は妙に悲しくなってしまって、廃棄しながら滂沱の涙を流す始末・・・。

タイトルに“いつか天罰が下る”と書きましたが、本当はもう下っているのかも知れませんね・・・。

  1. コメントはまだありません。

  1. トラックバックはまだありません。

*