天網恢恢疎にして漏らさず

連日、角界における野球賭博問題のニュースがお茶の間を賑わしておりますが、それらを観るにつけ聞くにつけ呆れるばかりである。今回の野球賭博問題に関して言えば、もし琴光喜が暴力団から恐喝されていたことを秘匿していたら恐らく発覚しなかったはずである。野球賭博自体が暴力団の資金源になっているのは明白でありますから、琴光喜の罪は当然重いし、以後、雨後のタケノコの如く賭博行為に及んでいた関取、親方が出てくるに至って開いた口が塞がらぬ方も多いでしょう。“天網恢恢疎にして漏らさず”とはまさにこの事でありましょう。それにしても、ここ近年における角界の不祥事は目に余ること山の如しでございます。

2006年 露鵬がカメラマンを殴打し、3日間出場停止。
2007年 旭天鵬が自動車を運転して人身事故を起こし、1場所出場停止。
2007年 朝青龍が夏巡業休場を届け出ながらサッカーをして2場所出場停止、減俸、謹慎の処分に。
2007年 時津風部屋の力士死亡で時津風親方(元小結双津竜)を解雇。
2008年 時津風部屋の力士死亡で元時津風親方と兄弟子3人が愛知県警に傷害致死容疑で逮捕される。
2008年 間垣親方(元横綱二代目若乃花)が弟子を竹刀で、豊桜が弟弟子を調理器具で、それぞれ殴り、減俸処分に。
2008年 若ノ鵬が大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕され解雇。師匠の間垣親方は理事辞任。
2008年 露鵬、白露山が検査で大麻に陽性反応を示し、解雇。
2008年 時津風部屋の力士死亡事件で兄弟子3人に有罪判決が下り、解雇。
2009年 若麒麟が大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕、解雇。
2010年 朝青龍が酒に酔って知人に暴行したとされる問題を起こし、引退を表明。
2010年 木瀬親方が暴力団幹部らに特別席で観戦する便宜を図ったとされ、2階級降格。関与した清見潟親方は譴責。木瀬部屋の力士を一門預かりに。

まぁ、酷いですね・・・。こりゃあ、永谷園さんが懸賞金撤退したくなる気持ちがわかりますね・・・。

一社会人としての社会認識が著しく欠如していているし、彼らを監督する立場である日本相撲協会の監督不行き届きも問題だと思いますよ、やっぱり。

一部のこうした素行不良者によって日夜、真面目に稽古に励んでいる関取衆までもが周囲に白眼視されてしまうわけで・・・。

これを機に口だけではなく、本気で“膿を出し切る”覚悟で事に臨まないと角界の未来は暗澹としたものでしかないでしょう。

我が街、JR小岩駅の改札口に第四十四代横綱“栃錦清隆W”の銅像があるんですが、心なしか切ない表情をされているような、いないような・・・。

JR小岩駅改札名物“栃錦清隆”像

【余談】
江戸川区にはいくつか相撲部屋があるということもあり、昔から頻繁にJR小岩駅で関取衆を見かけることがあります。以前、ホーム上でバカスカ煙草を吸っている関取衆を見て唖然としたことがあります。仮にもアスリートである人間が煙草を吸うということが信じられなかったのです。更に居丈高なふてぶてしい態度にもカチンときた。よっぽど言ってやろうかと思ったけど、荒事に及んだら絶対勝てないしね・・・。まぁ、現在は全面禁煙ですからこういう風景は見なくなりました。

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