巡りめぐって・・・

7、8年前だっただろうか・・・。ベルギーのGHA Recordsというところから発売されたアルゼンチンの名手、Eduardo Isaac(エドゥアルド・イサーク)というギタリストのCD「The Four Seasons」を購入。このCDには以前このブログでもご紹介した(こちら)、Assad Duo(アサド・デュオ)のSergio Assad(セルジオ・アサド)がギターソロのためにアレンジした、Astor Piazzolla(アストル・ピアソラW)の名作「Las Estaciones Prtenas(邦題:ブエノスアイレスの四季)」が収録されており、イサークの演奏の見事さも相まって大変感動してしもた。

セルジオ・アサドのアレンジは可能な限り原曲に忠実な難しいアレンジなのだけど、当時楽譜は出版されておらなんだ。調べてみたら、アメリカの某ギター雑誌に添付楽譜として掲載されていたことがわかったんだけど、版権やら何やらの大人の事情で日本には輸出できない書籍だということが判明。

が、数週間後。オイラはこのアレンジ楽譜を入手することが出来てしもた。しかもタダで・・・。一体オイラはどんな手を使ったのか?

GHA Recordsの社長さんはFrançoise-Emmanuelle Denis(フランソワ-エマヌエル・ドニ)さんという女性で、実はセルジオのお兄さんであるOdair Assad(オダイル・アサド)の奥様なのであります。で、オイラはメールを出したのでっす。

エドゥアルド・イサークの新譜を聴いてめっちゃ感動したぜよ。とりわけピアソラの「ブエノスアイレスの四季」はたまるかっ!ってくらい良かったぜよ。セルジオのアレンジがこれまた素敵ぢゃき!この楽譜は出版されちょるのかのう?もし出版されちょったら出版社を教えてくれんかのぉ。

と。

前述のとおりアメリカのギター雑誌に掲載されていることを知りつつ、こんな内容のメールを白々しく送ったのだった。しかも、メールの署名にオイラの住所も表記して・・・。

そうしたら数週間後、ドニさんから郵便物が届いた。「ま、まさかな・・・」と思いつつ開封すると雑誌からコピーされた楽譜が入っておった。しかも、

CDを購入していただいてありがとうございました。また、気に入っていただけだようで大変嬉しいです。もし宜しければ、楽譜を同封しましたので是非お楽しみ下さい。

という手紙付き。な、なんていい人なんだドニさん!

まぁ、多少目論見があってドニさんにメールしたのだけど、正直全然期待はしていなかったのでまさか本当に楽譜を送ってくださるとは思わなかった。ちょっと自己嫌悪に・・・。

なので罪滅ぼしのつもりで、うちのお店にこの楽譜のお問い合わせをいただいたお客様や、日頃お世話になっているお客さんの何人かにコピーを進呈することにした。もちろん自腹でね。

それが巡りめぐって、恐らく現代ギター社のS編集長(当時)のもとに情報が入ったのであろう。一年後くらいにめでたく出版されたのであった。

ピアソラ~S.アサド編/ブエノスアイレスの四季

どうやって版権をクリアしたのか、今もって謎である。

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