モノホンのスケルトンに大号泣

今でこそ心霊・オカルト全般は全く信じず、むしろ“しゃらくせぇ”と豪語しているオイラでございますが、ご幼少のみぎりは大変怖がりでございまして、夏になると必ずと言っていいほどテレビで放映される“そういう系”の番組は絶対観ることが出来ず、でも両親や田舎のお爺ちゃんは“そういう系”の番組が大好きであり、オイラは両手で目を塞ぎつつも指の間からチラチラと観ていたものでございます。その夜はかなりの確率でトイレに行けなくなり、結果、朝になると見事な世界地図をシーツいっぱいに描くという大変グローバルな子供でございました。

オイラが小学校に上がったばかりの時、ひいおばあちゃんが亡くなりました。このブログでも何度か書いている父の故郷である、茨城県の江戸崎でのことです。

当時この地域は火葬、もしくは土葬のいずれかだったのですが、現在のように大規模な火葬場がなく、田んぼの外れにある小さな小屋風の火葬場[1]で荼毘に付すのが一般的でありました。火力も弱いので完全に荼毘に付されるまで一昼夜かかっていたそうです。

そんなこともあり、まだ火葬よりも土葬のほうが主流でありました。結局、ひいおばあちゃんは土葬することに決まりました。

オイラにとっては葬儀自体が初めての体験であり、まだ小さかったこともあって何だかイベント感覚でありました。

そんなこんなで葬儀が終わり、後は土葬をするだけになりました。お墓は歩いて10分ほどかかる小高い丘の上にあります。そこかしこに古ぼけた卒塔婆が刺さった土饅頭があり、真昼間なのにもかかわらずオイラはひたすら怖くて狼狽えておりました。

すると近所の屈強なおじさんたちが総出で穴を掘り始めました。30分ほど掘り進んだ頃だったでしょうか。穴を掘っていたおじさんの一人が声高らかに宣言!

「はぁ~い、ひいおじいちゃんのお骨ですよぉ~」

と。

よりにもよって、オイラの真正面にまるで掘り当てた宝物を自慢するように差し出すのでした。泥に塗れ、眼窩にもみっちり泥が詰まっているんですが、まさに“ザ・頭蓋骨”と言うに相応しい綺麗なお骨でございました。

しばらくフリーズ状態に陥ったオイラですが、すでに号泣する準備は十分すぎるほど出来ており、準備完了と同時に

「ワ”ァァァァァァァ~~~~~~~ン」

翌朝、超巨大な世界地図を描いたことは言うまでもありません・・・。(実話)

  1. 現在はもちろん無くなっていますが、跡地は鬱蒼とした森のような状態になっていて昼間でもちょっと怖いっす・・・。 [戻る]
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