そして、「パガニーニ/24のカプリスOp.1」を全曲ギターソロで弾いてしまった男

昨日、Niccolò Paganini(ニコロ・パガニーニW)の「24のカプリス」のことをちょこっと書いたので、その勢いで別の記事を書こう!この作品はOp.1、つまり作品番号1を与えられたパガニーニ入魂の作品でございます。当時としても珍しい無伴奏ヴァイオリン作品であり、ヴァイオリンのありとあらゆる技巧を凝らした超難曲であり、それは作曲されてから200年近く経た今日でも変わりませぬ。このヴァイオリンにとっても難しい作品を、あろうことか全曲ギターソロにアレンジし、録音までしてしまったクレイジーなクラシック・ギタリストがおる。

Eliot Fisk(エリオット・フィスク)でございます。

クラシック・ギター界では知らぬものはいないヴィルトゥオーゾであり、巨匠ですね。オイラも10年ちょっと前の初来日公演を聴きに行ったんだけど、とてもエモーショナルかつ録音より艶やかで美しい音による演奏に感動しました。アンコールでPaco De Lucía(パコ・デ・ルシア)の「Guajiras de Lucia(ルシアのグァヒーラ)」を完璧に演奏したのにはビックリしましたな。

エリオットがパガニーニの「24のカプリス」を全曲録音というニュースを聞いた時は正直言って「嘘だろ?」と思った。でも、実際にCDを一聴して腰が抜けそうになってしもた・・・。

まずアレンジが“ギターだから”という妥協を一切排したガチンコのアレンジであり、多少苦しい場面も無きにしも非ずなんだけど、エリオットらしいエモーショナルな力技で弾き切っています。後年、2冊分冊で楽譜も出版されました。まぁ、かなりの腕自慢でも全曲演奏するのはかなり大変かと・・・。

カプリスNo.5冒頭 カプリスNo.24冒頭

残念ながらこのCDは現在廃盤のようです・・・。でも、どこかで見かけたら万難を排してゲットする価値はあると思いまっす。

「カプリスNo.24」を弾くエリオット。もの凄く気合が入っています。(笑)

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    • けんいち
    • 2016年 9月 23日

    オリジナルはアメリカのMusic Mastersから出ていましたが、
    現在はイギリスのNimbus Recordsより再販されているようです。(NI2505)

    • Luzia
    • 2016年 9月 24日

    @けんいちさん
    最近このCDを見ないと思ったら、レーベルが変わっていたのですね。パガニーニもまさか、ギターソロでこの作品を全曲演奏されるとは思っていなかってしょうね。

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