フラメンコか否か・・・それは問題ではない

The Gipsy Kings(ジプシー・キングス)、そして、Pablo Picasso(パブロ・ピカソW)、Salvador Dalí(サルバドール・ダリW)、Charles Chaplin(チャールズ・チャップリンW)、Brigitte Bardot(ブリジット・バルドーW)といった世界のセレブ達を魅了し、ジプシー・キングスを語る上で避けることの出来ない名手、Manitas de Plata(マニタス・デ・プラタ)。どちらもコアなフラメンコ・ファンの間では「あんなのはガチャガチャとギターを掻き鳴らしているだけで、フラメンコじゃない」と手厳しい評価を受けているアルティスタですが、本当にフラメンコじゃないのだろうか?

どちらも南フランスのジプシーであります。[1]

マニタス・デ・プラタ、ジプシー・キングスが縁戚関係にあるのは周知のことでありますから、今更彼らのことを詳しく書くのは避けます。問題は、彼らの奏でる音楽がフラメンコなのか否なのか?であります。答えは簡単です。

“紛れもなくフラメンコ”

であります。

彼らがスペイン人ではなくフランス人だからとか、マニタスが以前よく言われたように、たびたび“コンパス[2]を逸脱した演奏をする”といった理由でフラメンコではないと言っているとしたら愚の骨頂であります。

もちろん、コンパスを逸脱することはいけないことですが、フラメンコ・ギターの名手と言われるギタリストでも時には逸脱してしまい、それがそのまま録音で残っていることもあります。[3]

思うにマニタスの場合、前述したように世界の名だたるセレブ達が彼の演奏に熱狂し、それが故に彼が大変有名になってしまったことへのやっかみとしか思えません。

マニタスの存在をみんなが忘れた頃、突然現れたのがジプシー・キングスであります。そして、世界中の音楽ファンが彼らの虜になり、それは日本にも波及したのは皆さんご存じのとおりですね。

日本における一般的認知度だったら、パコよりもジプシー・キングスの方が高いでしょう。特に中村吉右衛門 (2代目)W主演による“鬼平犯科帳”のエンディング・テーマに彼らのインスト曲「インスピレーション」が使用されたことも拍車をかけましたね。

どちらもオイラは今でもよく聴きますが、もちろんフラメンコとして、また上質なエンターテイメントとしていつも楽しんでいます。

名曲「インスピレーション」です。リズムはルンバです。(音源のみ)

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これまた有名な「ジョビ・ジョバ」のライヴバージョン。これもリズムはルンバ。

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ブリジッド・バルドーの前でギターを演奏するマニタス・デ・プラタ。

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  1. フランス語ではジタン、スペイン語ではヒターノですね。ジプシーは英語。なんか最近はジプシーって言葉が差別表現に当たるらしいですが・・・。差別ってことばに勝る差別は無いと思うのだけどねぇ・・・。 [戻る]
  2. フラメンコのリズムのこと。 [戻る]
  3. オイラが神と崇めるパコ・デ・ルシア然り。
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