多才なオールラウンド・ギタリスト、もしくはギター界の巨人

何ということだ・・・。まだこのギタリストのことを書いていなかったとは・・・。音楽に様々なジャンルがあるように、ギタリストもジャンル毎に名手がいるわけでして。しかしながら、クラシック&ジャズ&ボサノヴァなどの分野で大きな功績を残したギタリストというのはなかなかいないわけでして。ギターソロによるポピュラーのアレンジにおいては、かつて彼ほど素晴らしいアレンジャーはいなかったのではなかろうか?そのギタリストとは、

Laurindo Almeida(ローリンド・アルメイダ、1917-1995)その人である。

ブラジルのサンパウロ出身ですが、1947年にアメリカに移住。ハリウッドに居を構え、クラシック・ギタリストとしてはもとより、ジャズ、映画音楽、そしてアメリカ本国にボサノヴァ・ブームを巻き起こしたギタリストとしてつとに有名であります。

クラシックの分野で彼が残した最大の功績は、ブラジルの作曲家Radamés Gnattali(ハダメス・ジナタリW)、Heitor Villa-Lobos(エイトル・ヴィラ=ロボスW)、Francisco Mignone(フランシスコ・ミニョーネW)の作品を積極的に紹介したことでしょう。

今でこそクラシック・ギターの世界では当たり前のように演奏されるAgustín Barrios(アグスティン・バリオスW)の作品も、一時は忘れられた存在であり、彼の作品も積極的に紹介したのがやはりアルメイダでした。

さらに、スタン・ケントン楽団やManhattan Jazz Quintet(マンハッタン・ジャズ・クインテット、通称MJQ)のギタリストとしても活躍し、ジャズ・ギターの分野でも名を成しました。映画音楽の録音に至っては800本以上も携わっています。

生涯でなんとギタリストとしてグラミー賞を5回、オスカー賞も1度受賞しています。凄いです・・・。

また、個人で出版社を起ち上げて自作品、アレンジ作品、上述したジナタリやミニョーネの作品など膨大な楽譜も出版しています。[1]

1995年に惜しまれつつその77年の生涯を終えましたが、現在でも彼の作品、アレンジ作品は貴重なレパートリーとして世界中のギタリストに愛奏されています。

まさにギター界の巨人ですね。

MJQとAntônio Carlos Jobim(アントニオ・カルロス・ジョビンW) の「Samba De Uma Nota Só(ワン・ノート・サンバ)」を演奏するアルメイダ。貴重な動画です。

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  1. これらのほとんどは現在でも入手可能であります。 [戻る]
    • じんじん
    • 2010年 9月 17日

    Luziaさん
     例のギター、いよいよお披露目の時がやってきました。

     週末地元でクラシックギターを使用した演奏会が催されます。
     
     他の方々は合奏・独奏などインストゥルメンタルですが
     1人だけ弾き語りでドイツリートを演奏する予定でおます。

     ついでに?その前日には1つ歳を重ねますのでバースデー記念ライブとなります。
     
     ちゃんちゃんこを着るまで、とうとう1ケタになってしまいました。とほほ。

    • Luzia
    • 2010年 9月 17日

    @じんじんさん
    弾き語りでドイツリートですか。いいですねっ! 渋い!

    オイラも今月一つ歳を取ります。残念!(号泣)

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