欲しがりません勝つまではっ!

太平洋戦争W終結から65年を経て、見かけ上(?)は繁栄を極めている日本。例えば、東京を見回してみても、かつてここが東京大空襲Wによって一面が焼け野原となったとは到底想像出来ないのでございます。高度経済成長Wの真っ只中に生まれた世代にとっては尚更でございます。戦争真っ只中にあった当時、非国民抑制のためにいくつかの標語が唱えられたことは皆様もご存知のことでございましょう。

タイトルに書いた“欲しがりません勝つまではっ!”“贅沢は敵だっ!”“足りぬ足りぬは工夫が足りlぬっ!”などがそうですね。

勿論わたくしは戦争を知らぬ世代でございますが、なぜか“欲しがりません勝つまではっ!”という標語に深い思い入れがあるのでございます。

あれは確か、小学校3年生か4年生の頃だったと思います。家庭科の時間にA先生が戦争の頃のお話しをなさいました。B-29Wがやって来て焼夷弾を落としていったお話や東京大空襲のお話だったと思います。

戦時中、A先生はまだ小学校に上がる前の子供であったそうですが、家では前述の標語を毎日のように唱えさせなれたそうです。子供にとっては言葉の意味云々は良くわからなくても、毎日のイベント事としてこなしていたそうです。

しかし、A先生は“欲しがりません勝つまではっ!”という標語をずっと誤解したまま唱えていたのだそうです。その誤りに気付いたのはかなり後年のことだったそうです。どのように誤解されていたのかと申しますと、

“星がありません。勝つまではっ!”

巧いねっ!整ってるねっ!ちゃんと意味も通じるしねっ!いやむしろ、こっちの方が詩的で素敵ぢゃね?お~い、山田君!座布団5枚持って来てっ!ついでに小遊三さんの座布団は3枚没収!

わたくしは子供ながらにこの奇跡的な誤りに感動し、現在に到るまでしっかりと記憶に残っていることに日々感謝しております。これはまさに平和の恩恵でございましょう。

以上、甚だ簡単ではございますが、わたしくのご挨拶に代えさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。

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