枯れた味わいというのも乙なものでございます

人間歳を重ねればいろんな所が衰えてくるわけで、生き物であればそれは避けられないわけで、ギタリストであれば指の動きが鈍くなり、歌手であれば声の張りが衰えるわけであり、そんな時人は「あの人も枯れちゃったよぇ・・・」などととつい失礼なことを言ってしまうわけで、実はそれはオイラだったりするわけで(反省)、でも“枯れる”ということはダメになってしまうことだけではないのですね。それをつい最近になってつくづく思い知らされました。

Simon and Garfunkel サイモン&ガーファンクルW)のことは以前書いたのですが(こちら)、彼らの2003年のライヴを収めたDVD“Old Friends Live On Stage(邦題:オールド・フレンズ:ライヴ・オン・ステージ)”を観て打ちのめされました・・・。

この時2人は62歳。外見は年相応に老け(失礼!)、歌声も例えば絶頂期には“天使の声”と称されたアート・ガーファンクルの歌声などは多少掠れ気味になってしまっています。しかし、その味わい深さはどうであろう!それはポールも同様です。

確かに若い頃の張りのある歌声によるハーモニーは美しさの極みでありますが、深みというものはなかなか出せるものではありません。人生の中で出会う“喜び”、“怒り”、“悲しみ”、“葛藤”などに対峙し、時に翻弄され、それらを乗り越えるたびに余計な物が削ぎ落とされ、その結果、衒いのないシンプルで純粋な結晶が残されて新たな輝きを放っているかのようです。

ツアーのタイトルでもあり、オイラがサイモン&とガーファンクルの曲の中で最も好きな「Old Friends/Bookend(邦題:旧友/ブックエンド)」のイントロが始まった瞬間から目頭が熱くなってしまいました。気が付いたら観終わっていました。

改めて思ったのですが、ポールの詞と曲は本当に素晴らしいです。特にその詞はもの凄く深いです。明るいキャッチーな曲であっても、詞を吟味すると思わずハッとしてしまいます。

秋の夜長は枯れた味わいに酔いしれるには良い季節です。是非多くの方に観て、聴いて欲しいです。

1967年、モンタレー・ポップ・フェスティヴァルでのライヴ映像です。演奏曲は名曲「Sound of silence(サウンド・オブ・サイレンス)」です。二人とも26歳。若々しい!

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それから36年後の2003年のライヴ映像です。

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若い頃の貴重な映像の収録されています。素晴らし過ぎまっす!

オールド・フレンズ:ライヴ・オン・ステージ [DVD]

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