一瞬「乱丁か?」と勘違いしてしまうギター二重奏作品

ちょっと前に、Francis Kleynjans(フランシス・クレンジャンス)というフランスのギタリスト作曲家による“A L’Aube Du Dernier Jour Op.33(最後の日の夜明けにOp.33)”という作品をご紹介しましたが(こちら)、クレンジャンスさんは他の作品でも結構面白いアイデアを盛り込んだ作品を発表しています。“TÊTE-Á-TÊTE Op.145”というギター二重奏作品なんかその良い例でしょう。No.1、No.2と2曲からなる作品です。では、No.1の楽譜をご覧あれ。

向い合って1

なんか変じゃありませんかこの楽譜?パッと見には乱丁のように見えますね。一体どういう事なのか?

フランス語に堪能の方でしたら、“TÊTE-Á-TÊTE”という曲名でピン!と来たでしょう。日本語に訳すと“向い合って”となります。そう!この作品は2人の奏者が向い合って演奏をするのであります。

1stパートを演奏する方は上記の楽譜をそのまま演奏します。2ndパートを演奏する方は当然上記の楽譜を上下逆に見ることになりますが、見た目どおりに演奏します。それでちゃんと曲になるようになっているのであります。どうです!面白いでしょ?

向い合って2

ちなみにこのNo.1はサティ風、No.2はバッハ風の曲でっす。

クレンジャンスさんはこの作品以外にも、“FLUX ET REFLUX Op.165”という作品を書いているんですが、これは日本語に訳すと“回文の音楽”となります。文字通り、最初から弾いても最後から弾いても同じ曲というとっても手の込んだものであります。まぁ、よくこんなことを考えるものであります。

オイラもなんか変わった曲を書いてみようかなぁ。ギターを弾かずに轢いたり、曳いたり、挽いたり、退いたりするのはすぐ出来そうだっ!(凹)

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