A Night In Tunisia

フラメンコ・ギターというジャンルに“ハーモニー”という概念を取り入れ、新しい様式を確立させたのは言うまでもなく我が神Paco De Lucía(パコ・デ・ルシア)であり、ではどのようにしてこの革新的な概念をフラメンコという民族音楽に持ち込んだかというと、ジャズというある意味難解なジャンルを抜きに語ることは出来ませぬ。現代フラメンコ・ギター、すなわちモデルノ・スタイルによるフラメンコ・ギターをより深く理解するためにはジャズは不可避であります。

ジャズにも多彩なスタイルがあり、時代ごとによってマエストロがたくさんいるわけですが、オイラが尊敬するプレイヤーの一人にDizzy Gillespie(ディジー・ガレスピーW)という稀代のトランペット奏者がおります。余りにも有名なプレイヤーですね。

彼自身がジャズというジャンルにおいて前衛的なスタイルを積極的に取り入れ、モダン・ジャズを確立した名匠であります。

彼の演奏する姿を観てまず第一に瞠目してしまうのが、トランペットであります。なぜあんな変わった形をしているのか?以下、Wikipediaからの引用。

1954年、パーティの席での痴話喧嘩で転んだ客が、スタンドに置いてあったディジーのトランペットの上に尻餅をついてしまい、ベルが上向きに折れ曲がった。不機嫌になったディジーだが試しに吹いてみると音がまともに出る上、普通のトランペットよりもプレイヤー自身の耳に音が届きやすくなったことに気付いた。気をよくしたディジーは、楽器メーカーに特注して「曲がったトランペット」を作らせ、愛用するようになった。

そうであります。

彼の作品の中でとりわけ有名な作品が“A Night In Tunisia(邦題:チュニジアの夜)”であります。モダン・ジャズという様式にラテン音楽のリズムを持ち込んだ傑作[1]であり、様々なアーティストがリスペクトをもって今なお演奏されています。

この曲を初めて聴いた時の鮮烈なイメージは未だに忘れられません。激しいリズムと魅惑的なメロディーが織りなす夜の幻想。思わず血が滾ってしまいます。カッコイイ!

オイラもこんなアダルティなギターを弾けたらなぁ・・・。

まずはディジー・ガレスピー本人の演奏を堪能あれ!

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オイラの大好きなクラシック・ギタリスト、Roland Dyens(ローラン・ディアンス)によるギターソロ・アレンジを堪能あれ。素晴らしいアレンジです。ちなみにディアンスはチュニジア出身。

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  1. 後に“ビバップ・ジャズ”というジャンルに発展。 [戻る]
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