不良弦

おうっ!てめぇ、なにメンチ飛ばしてんだよっ!あん?やんのかゴルァ!俺とタイマン張るってかっ!いいぜ、やってやるよ。おらっ!かかって来いやっ!・・・・・って、その不良じゃねぇっ!クラシック・ギター、もしくはオイラがやっているフラメンコ・ギターに使う弦はナイロン弦であります。4弦~6弦はナイロン繊維に金属を巻きつけたものですが、1弦~3弦は裸のナイロンであります。したがって、弦を作製する時にその径が凸凹していると不良振動を起こし正確なピッチにチューニング出来ません。

オイラはアメリカのD’AddarioというメーカーのPro-Arteという弦を使っております。テンションはノーマル。いろいろ試した結果、所有しているギターに一番相性が良かったのとその正確なピッチに惚れ込んでおります。

このメーカーは弦の製作過程においてレーザー光線を弦に照射し、凸凹があるとそれを補正しているのであります。十数年使っていますが、不良弦に当たったことがないっ!素晴らしい!

が、ナイロン弦を発明した老舗弦メーカーであるAugustinは酷い・・・。4弦~6弦の巻弦は問題ないのですが、1弦~3弦の通称“インペリアル・ゴールド”“黒”“赤”“青”はほとんど不良弦であります。

以前、うちのお店にあるギターは全て“青”を張っていたんですが、定期的に弦を新しく交換するたびにチューニングが合わずイライラするのであります。酷い時は一箱(12本入り)全て不良弦なんてこともありましたな。

噂では弦を製作する機械が古いのと、元々のナイロン材の質が悪いらしい・・・。で、結果的に世界中からクレームが殺到したにも関わらず全然改善されず・・・。

その後、1弦~3弦だけ新しい弦が発売されました。通称“リーガル”っていう弦なんですが、これはすこぶるピッチが正確!不思議だ・・・。

実はこの“リーガル”だけナイロン材が日本の東レ株式会社謹製なのであります。他の弦もこれに統一してくれればいいのに・・・。

ただ、Augustinの弦は他の弦には無い“艶”“輝き”があるのも事実。

世の中うまく行かねぇなぁ・・・。

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