畏敬

スポーツ選手の寿命は短い。これは致し方ないことである。では、音楽プレイヤーはどうか?個人差はあるけど、やはり年齢を重ねることによりフィジカルな面は衰えるのが普通である。その分、メンタルな面が深みを増しバランスが取れるのではないだろうか?が、今日。オイラは信じられぬものを聴いてしまった。ギターを弾く者にとって大いなる目標と勇気を教授された思いでありんす。

“幻想曲「江戸」~1972年-2010年”

幻想曲「江戸」

  1. 近藤恒夫/幻想曲“江戸”(※2010年のライヴ録音)
  2. 近藤恒夫/幻想曲“鎌倉”(※1993年録音)
  3. ゴメス・クレスポ/ノルティーニャ(※1993年録音)
  4. ファリャ/ドビュッシーの墓に捧げる讃歌(※1993年録音)
  5. ヴィラ=ロボス/練習曲第11番(※1972年のライヴ録音)
  6. 近藤恒夫/幻想曲“京都”(※1972年のライヴ録音)
  7. 近藤恒夫/幻想曲“浪速”(※1993年録音)

関西在住のクラシック・ギタリスト、近藤敏明先生は今年何と90歳になられました。恐らく日本の現役クラシック・ギタリスト(いや、もしかして世界的に見ても・・・)の最高齢かもしれませぬ。その近藤先生から今日、上記のCDを進呈していただきました。

1曲目の「幻想曲“江戸”」は昨年、89歳時のライヴ録音であります。もうですね、ここに聴かれる演奏はとてもそんな高齢の方が演奏していらっしゃるとは思えませぬ。技術的な衰えをまったく感じさせません。

また、アルバム全編を通して名器Robert Bouchet(ロベール・ブーシェ)から奏でられる美しく奥深い音色、そして近藤先生のナチュラルで豊な音楽性が絶妙に絡み合い至福の味わいを醸し出しております。奇跡としか言いようがない・・・。

プロフィールを拝見すると1933年から実兄である近藤恒夫先生の指導の元ギターを始められ、1946年(!)に第1回リサイタルを開催とあります。70年以上もギターの世界において活動されていらっしゃいるのですね。

また、教授活動においても多くの優秀なギタリストを輩出されています。(あの稲垣 稔さんもその一人!)本当に凄いっ!

さてさて、オイラがもし90歳近くまで生きたとしてその時ギターを演奏出来るだろうか?ちょっと、いやかなり自身が無い・・・。近藤先生はたぶん100歳になられてもギターを演奏していらっしゃるような気がする・・・。誠に畏敬の念を禁じ得ませぬ。

  1. 近藤先生すごいですね!存じ上げませんでした・・・。
    我が父も今年で83歳になるんだけど、ボーリングのシニアリーグで最長老として毎週元気に試合に出ています(^^)
    金曜日は自己練習の日として毎週6ゲーム投げてきます。
    先日の地震の折もボーリング場から1時間半歩いて帰ってきました。
    近藤先生に比べたらまだ若い(?)ですが、元気な人は元気です!
    私の方が負けてるかも・・・。
    フラメンコの踊り手の人たちも年齢に関係なく踊り、また年を重ねる毎に達する境地があるかと思いますし・・・幾つになっても現役でいたいですね。

    • Luzia
    • 2011年 4月 19日

    @Angelitaさん
    芸事に定年はありませんものね。にしても、90歳で現役ギタリストとは・・・。

    いやはや、それにしてもAngelitaさんのご尊父も素晴らしい。ボーリングを毎週6ゲームって凄くないですか?結構ハードですものボーリングって。

    オイラは昨日の夜、右足の裏がつってしまい悶絶していたら左足のふくらはぎもつってしまいました・・・。どんだけ体固いねんっ!

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