プラスアルファ的な何かが欲しい・・・

最近の日本人製作家によるクラシック・ギターのレベルは大変素晴らしいっ!製作技術、使用材ともに文句の付けようがないほど高水準であるし、出来上がったギターのレベルの軒並み水準以上のものばかりでありんす。実際の話し、1年間の間に日本に輸入される膨大な海外製作家のクラシック・ギターの8割はダメダメ。こんなものは即刻薪にした方がええわいっ!その中には300万近いギターもあるんだけどね・・・。すげぇな日本人っ!と手放しで賞賛したいところなんだけど、残る2割のギターと比較すると負ける・・・のも事実なのでありんす・・・。

もう少し具体的に日本のクラシック・ギターの良い所を列挙してみやしょう。

  1. 下手なものを作らない。
  2. 値段とギター内容がほぼ一致している。
  3. 同製作家の例えば30万円のギターと50万円のギターを比較すると、ちゃんと価格の違いだけの音の差を出す。
  4. すなわち、コストパフォーマンスがもの凄く高い。

これで十分な感じがしますよね。では、2割の海外製作家のギターとどこが決定的に違うのか?解りやすい例としてスペインのギターと比較してみやしょう。

  1. 音に香りや色彩感が無い。
  2. 音の奥行きや微妙なニュアンスが出にくい。
  3. 音の素直さが無い。

海外製作家の素晴らしいギターを弾いた後に日本人製作家のギターを弾いた時、オイラが一番物足りなさを感じるのが3番目の音の素直さの点でありまっす。

実は日本人製作家のギターは単音で弾くと実に素直で伸びやかな音が出るのでありんす。つまりとっても素直なのね。でも、なぜか和音を弾くと単音での素直さがなくなって内気で大人しい音の鳴り方になっちまうのでありんす。何でなんだろう?不思議でしょうがない。

海外製作家の素晴らしいギターは当然、単音だろうが和音だろうが隅々まで素直に音が鳴るのであります。この点は日本人製作家も自覚しているんですが、このちょっとしたプラスアルファ的要素が難物でありまして、なかなか超えられない高い壁になっています。

この欠点が克服出来れば日本人製作家のギターは間違いなく世界に誇れるギターになるんだけどなぁ・・・。でも多分、製作技術や使用材の問題ではなくDNAレベルの事なのかもしれねぇなぁ・・・。

ちなみにフラメンコ・ギターに関しては腐っても鯛!100%スペイン人製作家のものぢゃなきゃダメっ!っとオイラは思うちょります。(断固)

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