悪徳楽器店に潜入の巻

昔、某千駄ヶ谷にあった某楽器店は本当にひでぇ店だった。スペイン語の店名であった。ちなみに日本語に訳すと“希望”。しかし、その実態はお客人に“絶望”しか与えない悪徳楽器店だ。オイラが現在勤務しているお店にもよくお客人から相談を持ちかけられたっけ。まぁ、そんな悪徳商法を展開した結果、多額の借金を抱えた挙句に夜逃げというパターンで倒産したらしい。もう15年くらい前になるだろうか?

この楽器店がバリバリ悪徳業に勤しんでいた頃によく聞いた話は、例えば楽器(ギター)を試奏して購入しないと弦代金を請求されるっていうもの。曰く

「もうこの弦は使いものにならないから弦代金を払ってね」

ということらしい。あ、有り得ねぇ・・・。

この店に行ったことがある方はおわかりかと思われますが、ギターの在庫なんてほとんど無い。でも、某ギター雑誌に毎月見開き2ページのデカイ広告を出していたこの店の店内写真を見る限りは、実にたくさんのギターが在庫してあるように見える。なぜか?

“同じギターを値段を変えて撮影しているから”

である。

で、開いた口がふさがらなくなったオイラはこの話が事実なのかを確かめるべく、ある時一人のお客人としてこの店に潜入した。

店に入ると海老名美どりW似の、ものすげぇ強烈な個性を発散しまくったおばちゃんがいた。曰く店長らしい。

オイラは予定どおりギターを試奏したい旨を伝え、確か30万円の価格が付けられたギターを弾いた。試奏している間、いかにこのギターが素晴らしいかを美どり面(ヅラ)を紅潮させながら説くおばちゃん。

“呆れるくらいひでぇギターだった・・・。”

で、これまた予定どおり退店しようとしたら弦代金を請求された。

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

「こんなクソみたいなギターに張る弦などこの世には存在しねぇ」と捨て台詞を残して店を出たのであった。

噂は本当だった。いやはや同業者として恥ずいわ・・・。

この店のことは全く忘却の彼方にあったのだけど今日、うちのお店にご来店されたお客人と雑談をしていたら、昔この店で被害にあったことがあるという話になって思い出したのでありんす。これは更にひでぇ話で、試奏後に退店しようとしたら

「試奏代¥20,000払ってね」

と信じられない請求をされたそうである。で、払ってしまったと・・・。

確かにあのおばちゃんの強引さは並ではなく、気の弱い方なら払わざるをえない心境になってしまうのもうなずける。まぁ、こんな商売をしていたら自滅するのは当たり前だわな。

オイラの知る限り、現在においてこんなアホな商売をしている楽器店は無いと思う。もし、似たようなことをしているお店に遭遇したらくれぐれも気をつけなはれや。普通のお店、良心的なお店では弦代金やら試奏代金なんてものは絶対に請求しませんのでね。

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