鬼平残影 其の七~法恩寺
引き込みのおすみは橋本屋の勝手口からぬけ出し、横川へかかる法恩寺橋へ向かった。彼方に法恩寺の大屋根がのぞまれる。
“鬼平犯科帳”第14巻収蔵「尻毛の長右衛門」より
この話もすんごく面白いんだよねぇ。
さて、法恩寺は折に触れて“鬼平犯科帳”の世界に登場いたしまっす。このお寺はかの太田道灌Wが建立開基したことで大変有名でござんすね。
小説の設定では現在の蔵前橋通りに掛かる法恩寺橋詰に、若き頃の長谷川平蔵が剣術の修行に明け暮れた“高杉銀平道場”[1]がございやした。冒頭に引用した“尻毛の長右エ門”では法恩寺そのものが主要な舞台。ために法恩寺境内にもその旨を記した木製の碑がございやす。
一日中車の往来が絶えない蔵前橋通りからちょっと北に入った場所にございますが、境内は静謐な空間に支配されており、自然と襟を正してしまいます。やっぱりお寺っていいなぁ・・・。
法恩寺橋の下は全長1.8kmの“大横川親水公園”になっておりやすので、ぶらぶら散歩をするのにももってこいでござんす。
- “鬼平犯科帳”第1巻収蔵の名作「本所・桜屋敷」の舞台ね。 [戻る]
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