鬼平残影 其の八~船宿“鶴や”
“鬼平犯科帳”において特に描写が多い、現在の両国、錦糸町界隈は例えば光村推古書院刊行“東京時代MAP 大江戸編”を見ると縦横に河川や水路が走っておる。埋め立てられて消えてしまったものもあるけど、現在でも残っているものも多い。川や水路は当時は重要な交通手段であり、物資を運ぶのにも大変重要なものであったろう。“鬼平犯科帳”でも多くの話で川や水路が物語を彩っていますな。
さて、“鬼平犯科帳”に登場する最古参の密偵と言えば“小房の粂八”である。オイラは個人的に粂八ファンである。中村吉右衛門 (2代目)Wさんのテレビドラマ版では蟹江敬三Wさんが演じていらっしゃるのですが、もうね粂八は蟹江さん以外は考えられんくらい最高です!
それまでの半四郎は鶴やと堀川をへだてた扇橋代地の居酒屋にいて、川向うの〔鶴や〕の二階を見張っていたものである。そのうち、彼はもう、居酒屋の障子の隙間から長谷川平蔵を見張っていることに耐えられなくなってきた。・・・半四郎は扇橋をわたって対岸へ行き、そのまま、いささかためらいもなく鶴やへ入ったのである。
鬼平犯科帳第一巻“暗剣白梅香”より
この話の後、小房の粂八は鶴や利右衛門の後を引き受けて船宿“鶴や”の亭主となり、火付盗賊改方長谷川平蔵の密偵となったのでした。もちろんこの“鶴や”は架空の船宿。
小説上の設定では現在の大横川に掛かる亥之堀橋のあたりになりまっす。ちなみに江戸時代当時は橋は無かったとのこと。
このあたりは静かで散歩コースにもってこいでござんす。お勧めっす。
↓ オイラの散歩のお供。
東京時代MAP―大江戸編 (Time trip map-現代地図と歴史地図を重ねた新発想の地図-)
出版社:光村推古書院( 2005-10 )
定価:¥ 1,785
Amazon価格:¥ 1,785
大型本 ( 109 ページ )
ISBN-10 : 4838103573
ISBN-13 : 9784838103577
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