パコ・デ・ルシア以前の大巨匠

ナンテコッタイ・・・。Ramón Montoya (ラモン・モントージャ~1880-1949)のことをまだちゃんと書いていなかったぢゃねぇか・・・。さてさて、フラメンコ・ギターの世界が“パコ・デ・ルシア以前、以後”と語られるようになって久しいですね。パコ・デ・ルシア以前の巨匠と言ったらNiño Ricardo (ニーニョ・リカルド、1904-1972)、Sabicas (サビーカス、1912-1990)がおり、パコも多大なる影響を受けているわけですが、更なる上に鎮座まします大巨匠がラモン・モントージャでありんす。

フラメンコ基本は“Cante(歌)”、“Baile(踊り)”であり、誤解を恐れずに言えばギターは無くても成り立つ芸術でありんす。が、ここにギターが入ることで表現の幅が更に拡がり、いわゆる“三位一体”の芸術が出来上がるわけでありんす。

初期の頃のフラメンコ・ギターはラスゲアード(いわゆるコードを掻き鳴らす奏法)が主流で、現在のような複雑なものではなかったのね。

そこにクラシック・ギターの奏法を取り入れてより複雑、且つ、華麗なギターソロの分野を創り上げたのがラモン・モントージャと言われておりんす。

特にラモン・モントージャが創始した“Rondeña(ロンデーニャ)”という形式は後のギタリストに多大な影響を与えたものです。

ロンデーニャ

⑥=D、③=F#という変則チューニングを使用しまっす。これにより倍音の出かたが変わって奥深い響きが得られます。また、華麗でダイナミックな音楽を奏でることが出来ます。ちなみにパコも16歳の時に録音したドーナツ盤でこの作品をほぼそのまんま録音していまっす。

昔、ラモン・モントージャが録音したギターソロ音源がCD化されましたが、現在も入手可能みたい。

特に若い人に聴いて欲しいなぁ。新しいものばっかり聴いたり弾いたりしてもダメよ。古きを知り新しきを知るのが王道ってもんだぜ。

“Soleares en Mi(ミの旋法によるソレアレス)”を演奏するラモン・モントージャ。(音声のみ)

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