牛頭

と言ったら馬頭と続くのが一般的であり、将来的にオイラは牛頭馬頭Wに責め苛まれること必至な予感がしてならないのであり、怖くて夜寝ることが出来ないほど意気消沈している今日この頃ではないっ!ええと・・・頭の話です。と言っても人間の頭ではなくギターの頭、つまり“ヘッド”でっす。ギターのヘッドって製作家固有のデザインなので見るだけでも楽しいっ!なのでいくつかご紹介しまっす。

現代のクラシック・ギターの元を作ったAntonio de Torres(アントニオ・デ・トーレスW)のヘッド。ただし、写真はグラナダの名工Antonio Raja Pardo(アントニオ・ラジャ・パルド)のトーレス・レプリカです。シンプルでいいですね。

トーレス・ヘッド

イギリスの名工David Jose Rubio(デイヴィット・ホセ・ルビオ)のヘッド。1970年代と1990年代にほんの僅かの本数しか製作していない大変希少な楽器ざます。写真は90年代のヘッドでっす。擬宝珠Wみたいで可愛いっす。業界では“おまんじゅうヘッド”と呼んでいます。(笑)

ルビオ・ヘッド

オイラが現在使用しているスペインの名工Manuel Caceres(マヌエル・カセレス)のヘッド。典型的なマドリード派の楽器のヘッドかもしれませぬ。エッジが効いていてLove!

カセレス・ヘッド

スペイン出身、その後アルゼンチンに移住した名工Emilio Pascual(エミリオ・パスクアル)のヘッド。Alcázar de Segovia(セゴビア城[1])の彫刻が入った大変凝ったヘッドです。

パスクアル・ヘッド

オイラも以前使用していた、現在でも多くのフラメンコ・ギタリストが使用しているConde Hermanos(コンデ・エルマノス)のヘッド。闘牛の角をモチーフにしたもので、デザイン的にもシンプルでカッコいい!

コンデ・ヘッド

こうして見てみるとほんと色んなデザインがあるものです。我々楽器業界人はヘッドを見ただけで製作家がほぼ判りまっす。

オイラは個人的にコンデの“闘牛ヘッド”、つまり“牛頭”が大好きでありんす。なのでカセレスさんにフラメンコ・ギター製作を依頼する時に、このデザインで作ってもらえんだろうかと本気で悩んだ・・・。でも、意匠登録されている可能性があるので諦めた・・・。

着せ替え携帯みたいにヘッドのデザインが簡単に変更出来たらナイスなのになぁ・・・。って、これっていいかもっ!誰か作ってくれんかのう。

  1. ディズニー映画“白雪姫”に登場するお城のモデルとしても有名。 [戻る]

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Luzia

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  1. 面白いね!
    セゴビア城のヘッドは凄いな。
    故郷に想いを馳せたんでしょうか・・・。

  2. Luzia

    @Angelitaさん
    おっ!姉さん鋭い!

    エミリオ・パスクアルは元々Jose Ramirez(ホセ・ラミレス)工房にいらした方なんですが、当時ラミレス一家がゴタゴタしていて嫌気がさしてアルゼンチンに渡ったとか・・・。素晴らしい名工です。Santos Hernandez(サントル・エルナンデス)の流れを汲む名器ですよぉ。

    結局アルゼンチンに永住されたのでアルゼンチンの製作家と言うことになってしまうのでしょうが、彼は生涯マドリードの製作家しての誇りを保ち続けました。なので、ラベルにもちゃんとMadridと刻印されています。

    話は変わるのでありんすが、ビセンテのこの映像は御存知ですか?明らかに楽器を試奏しているオフショットなんですが・・・。しかも、表板が杉のギター!もし、ご存知でしたらご教授くださいやし。
    これ

  3. 貴重な映像ですねぇ。ビセンテが何と言っているのか訳そうと試みたのだけど、声がもんたよしのりだし(笑)アンダルシア訛りでよく聞き取れません・・(^^;)
    アルモニコ(和音とか倍音とか?)を試しているんだけど、それがすごくある(?)とか言ってるのと、プレサシオン(?・・これが何なのか不明。辞書にそんな単語はなかった・・。)がとても心地よいと言っています。
    そして最後に製作者と思われる彼のアミーゴのグラシリアーノとホセに、この作品(ギターでしょうね)が、「僕の夢を実現し続けてくれている」と賛辞をのべてますね。
    (でもその途中の単語が一個わからない~~)悲しいスペイン語力だ・・・。

    このギター、クラシックギターみたいね。(ゴルペ板は見えるけど・・)
    側面の色がフラメンコギターではない感じだし(私はよくわからないけれど)普通フラメンコギターの表面板には杉は使わないのでしょ?
    この製作家は有名なのかな?

    それにしても、試奏なのにすごいカッコイイ・・・。

  4. Luzia

    @Angelitaさん
    プレサシオン、グラシリアーノとホセ。わ、わからん・・・。

    稀に杉を表板に使用することもありますが、圧倒的に松(ドイツ松)が多いですね。横・裏は恐らくローズウッドかハカランダのいずれかです。いわゆる“ネグロ”と呼ばれるフラメンコ・ギターです。

    それにしてもこういった試奏映像っていうのはこれまで観たことがありません。一体誰が撮影したのでしょうね。

  5. たま

    graciliano perez carrizosa コルドバの制作家

  6. Luzia

    @たまさん
    はじめまして。

    コルドバGraciliano Perez Carrizosaという製作家がいらっしゃるのですね。長いこと楽器店に勤務しておりますが、初めて知りました。貴重な情報ありがとうございましたっ!

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