遭遇的恐婦(恐怖)於硬貨洗濯小屋~連鎖篇

まさかこのシリーズに更なる続編が登場するとは・・・。何だかなぁ・・・。やっぱり日頃の行いが悪いから天罰が下ってんのかなぁ・・・。ただ単にコインランドリーに行くタイミングが悪いだけなのかなぁ・・・。もう勘弁して下さい・・・。不良社員のレッテルを引っぺがして優良社員になりますからっ!酒もタバコも止めますからっ!お願い~~~っ!300円あげるからぁ~~~っ!

2週間ほど前のことである。いつものようにコインランドリーに洗濯物の乾燥のためだけに向かった。

油断大敵とはよく言ったものである。前回の恐婦との遭遇から4ヶ月ほど経っており、すっかりその存在は忘却の彼方に追いやられていた。で、いつものようにiPodで音楽を聴きながら時間を潰していると、いきなりコインランドリーの扉を乱暴に開けて恐婦のアル中おばさんがご登場あそばれた・・・。

例によって某社の缶チューハイを片手に持ち、またしてもオイラの隣に座った・・・。で、飲み始めた・・・。

こ、こ、こ、怖ぇよぉ・・・・・・・・・。

またタバコをせびられたらどうしよう・・・と思いつつ緊張で身体がみるみる強張っていく。

が、アル中おばさんは2分ほどで缶チューハイを飲み干すとお帰りあそばれた。よ、良かったぁ・・・。

一気に緊張が解けたオイラはコインランドリーの外に設置されている灰皿の前で一服つけ、気分新たに中に戻った。乾燥終了までまだ15分ある。取りあえず音楽に没頭しようと、アルバムをトマちゃん(Tomatito)の“Sonata Suite”に変えて聴き始めた。ちなみにこのアルバムはオーケストラとフラメンコ・ギターによるとても美しい作品である。

5分ほど経った頃だろうか。またしてもコインランドリーの扉を乱暴に開けて入ってきた人が・・・。またまた一気に緊張度を高めたオイラだが、その人はあのアル中おばさんではなく、75リットルのゴミ袋がパンパンになるくらいに洗濯物を詰め込んだ女性だった・・・。

し、し、しかし・・・。その風貌はアル中おばさんに比肩しうる強烈な個性を放っていたのだった・・・。

ちょっと太めの女性(年齢は50代半ばくらい)で上はチビTか?と思うほどパツンパツンのTシャツ1枚、下はこれまたパツンパツンのジャージを履いていた。能面のような無表情で、髪は何日も洗っていないかのように脂ぎっているのだった・・・。

な、な、なんかすげぇ邪気を放ってるぅ~~~っ!

ヤバイよ、これ・・・。嫌な予感しかしないいんだけど・・・。

能面おばさんは黙々と洗濯槽に洗濯物をぶち込む。そして洗剤を入れてスイッチオン。ここまでは普通である。あぁ、お願いだからこのまま取りあえずお家に帰ってくんないかなぁ・・・という希望的観測は見事に裏切られた。

なぜか能面おばさんは洗濯機の蓋を閉めずにじぃ~っと反転しながら回り続ける洗濯槽を見つめているのだった。で、口元に目をやるとなんかブツブツ言ってる・・・。オイラの耳にはトマちゃんとオーケストラの美しい調べが流れ続けているので、何を言っているのかはわからなかったのは幸甚であった。

乾燥終了まであと5分。とにかくじっとしていよう・・・。

永遠とも思える5分が過ぎ、洗濯物を籠に入れていると刺さるような視線が・・・。恐る恐る横を向くと、能面おばさんが瞬きもせずオイラを見ているのだった。

はぁ~、しばらく洗濯物はベランダで干すか・・・。

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