文化的貧困国~日本

先進諸国の中で文化に対する理解度の最貧国は日本であろう。個人ではなくあくまで国家がである。音楽以外の分野は良くわからんのだけど、他も同様かもしれぬ。今日、たまたま日本の某オーケストラの話になった。大変優秀なオケにも関わらず、数年前にこのオケが抱えていた債務は3億だったそうである。で、石から水を絞る様な努力を重ねた結果、現在は1億までその額を減らしたものの、もしこの先採算性がとれなければ一体どうなるのか?当然、解散である。

海外、特にヨーロッパでは考えられんことなのである。

音楽の分野でもクラシックの世界というのはもともと余り恵まれておらぬ。クラシック系の楽器店に勤務しているオイラの僻みでは決してござらぬ。簡単な音楽分布図を書くとこんなもんです。ピンクが音楽界全て、赤がクラシックの世界ね。これはガチです。

音楽分布図

以前にも書いたような記憶があるけど、日本ではクラシックのCDというのはどんなマエストロであっても初回プレスは1,000枚というのが実情である。で、それを売り切ったらどうなるのか?

まだ売れそうだと判断されれば再プレス、もうそんなに売れないだろうと判断されれば廃盤である。

ポピュラー系であればインディーズでも最低でも10,000枚は売れるのである。エライ違いなのである。なので、村治佳織さんのCD“カヴァティーナ”が初回で300,000枚売れたのはクラシック業界史上初とも言える大事件であったのである。

ええと、話を元に戻そう。

フランソワ・ミッテラン氏がフランス大統領だった頃、パリのオペラ座に投入された公的資金は年100億円だったそうだ。なぜか?オペラ座は常に赤字だからである。

国益も視野に入れつつ文化的資産にもこれ程の資金を投入するのはなぜか?

プライドというものも多分あろうが、その根底には文化的なものを大切に守ろうする姿勢とそれが国家として一つのステイタスを形作ることになるからであろう。

これはとても大切なことである。なぜならそれにより日本では何万円もするオペラの公演が1,000円ほどで鑑賞出来たり、マエストロクラスの演奏家のコンサートも500円ほどで鑑賞出来る環境が生まれる事になり、したがって多くの方々が気兼ねなく一つの愉しみとしてコンサートに通え、音楽学校に通う学生も小遣いレベルでマエストロ達の演奏を堪能&勉強出来る環境が必然的に生まれ、結果的に学生の演奏スキルもアップするからである。

日本国はどうか?

少なくとも音楽教育界に関してはバカバカしくてお話になりゃしない。だって、音大に独立採算制を要求する国なんだよ!アホかっ!責任者出てこいやっ!シバイたるわっ!こんなんだからいつまで経っても“エコノミックアニマル”って呼ばれるんぢゃいボケェっ!

っていう感じに朝からキレまくっておったら、「取りあえず仕事しなさい」と社長に怒られた・・・。

悲しいねぇ・・・。

  1. 大阪の橋下は文化もスポーツもぶった切ってる大バカヤロウです。

    • Luzia
    • 2012年 7月 26日

    @mimiさん
    悲しい現実ですねl・・・。それでいてオリンピック選手に金メダルをを期待したりするのね。全くいやらしいったらありゃしない。

    文化やスポーツに理解を示す事が出来ない人間が国政を預かる国っていうのはやっぱり怖いです・・・。

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