だ、ダブル・スケールって何???

先日電話でお客人から、「ダブル・スケールってどういう練習をすれば速く弾けるようになるのでしょう?」と質問をされて実に困った・・・。なぜなら、“ダブル・スケール”っていう言葉を初めて聞いたからである・・・。こいつはヤベェことになった・・・。ギターは一応長いこと弾いているし、基本的な音楽理論はきっちり押さえているはずなのだが・・・。で、お客人が一体何を言っているのか誘導尋問した結果、こういうことだった。

タンスマンの“ポーランド風組曲”第4曲目:ポロネーズのテンポで

上の譜面はポーランド出身の作曲家、Alexandre Tansman(アレクサンドル・タンスマンW)のギターオリジナル作品である“Suite in modo polonico(ポーランド風組曲)”の第4曲“Tempo de Polonaise(ポロネーズのテンポで)”のある部分である。赤丸にご注目。2声のスケール(音階)になっちょるね・・・。

つまり、こういうパターンのスケールのことを仰っている模様。でも、恐らくこれは“ダブル・スケール”とは言わないのではなかろうか・・・。普通に“スケール”って言うんぢゃないかなぁ・・・。まぁ、いいや・・・。

ピアノではこういうスケールは普通に出てくるけど、確かにギターではあまり使われないと思う。理由は単純に難しいから・・・。もしオイラがこの曲を弾くとしたら、この部分の右指の運指はp(親指)-a(薬指)+i(人差し指)-m(中指)を使うと思う。

で、思い出したのが例の山下和仁WさんがアレンジしたModest Mussorgsky(モデスト・ムソルグスキーW)の“組曲 展覧会の絵”の第2曲“小人”のラストに出てくるスケール。

“ムソルグスキー~山下・編/展覧会の絵~小人”

ちなみにピアノ原曲はこれ。

小人(ピアノ原曲)

ピアノ原曲のパターンはさすがにギターソロでは演奏不可能。で、山下さんは低音部をA音の連打にしているけれど、それでも山下さんのように猛烈な速さで演奏するのは無理っ!てゆーか、弾ける方がおかしいっ!(山下さんは組曲全曲を半音低く移調してアレンジしちょる。念のため)

4:23~に注目っ!

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さて、このパッセージ。左手はそれほど難しくはない。問題は右手である。運指そのものは規則正しい動きなのだけど、スケールが上昇するにしたがってi指とm指の間隔が広くなるのでとても弾き辛い・・・。

でも、指の独立性を養う&ウォーミングアップにはなかなか良いエクササイズにはなるかもしれぬ。ならばこのパターンを開放弦で練習するといいかもっ!

例えば、

エクササイズ1

とか

エクササイズ2

なんてどうよ?

慣れてきたらクロマチック・スケールにしたりと色んなパターンで弾いてみると結構弾けるかも。多分・・・。興味のある方はお試しあれ。

  1. 笑うしかないでしょ

    • Luzia
    • 2012年 9月 3日

    @mimiさん
    笑うしかありませんね・・・。

    そう言えば、フラメンコ・ギターでこういうスケールを使った曲は聴いたことがないなぁ・・・。

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