長年の謎が解けてスッキリ!

これまでにもたびたび映画“禁じられた遊び”のテーマ曲として誰もが知っている有名ギター曲である“ロマンス(もしくは愛のロマンス)”に絡んだ記事を書いたのでありますが、現代ギター誌2012年5月号(No.578)に絶賛連載中の手塚健旨先生による『ギター名曲の“謎”』(この雑誌の数少ない読むに値する連載である)、『第2回<禁じられた遊び>のテーマ音楽はスペイン民謡か?それとも作曲者はいるのか?』は長年の謎が解けてスッキリいたしあんした。

結論を先に書くと、この作品はスペインのムルシア県ロルカ町出身のギタリスト作曲家Antonio Rubira(アントニオ・ルビーラ、1825?-?)が作曲したギターのための“Estudio(エチュード)”であります。

随分以前からこの曲はアントニオ・ルビーラ作なのではないか?とは言われていたのでありんすが、日本では作者不詳もしくはスペイン民謡と表記されるのが常でした。このあたりの複雑な経緯は手塚先生の記事にとても詳しく書かれておりんすので是非ご一読を。

さて、この号にはこの“エチュード”の初版の再版楽譜が添付されておりまっす。一見するとほとんど我々が知る“ロマンス(愛のロマンス)”と変わりありませぬが、アルペジョの音型とベース音が違う箇所があります。

ネットで検索したら、アントニオ・ルビーラの手稿譜と思われる楽譜が見つかったのでご覧あれ。

アントニオ・ルビーラの手稿譜?

アントニオ・ルビーラの手稿譜か?

はい。という訳で今後この作品は“アントニオ・ルビーラ/エチュード”と表記しませう。次の試験に出すからよく覚えておくように!

【2013年1月16日付記】
掲載した手稿譜は残念ながら、アントニオ・ルビーラのものではないことが判明!手塚先生、ありがとうございました。

【2017年1月26日付記】
こちらが本当の手稿譜でっす。

アントニオ・ルビーラの手稿譜

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