神秘の二等辺三角形がオイラの右頬に刻印された日

神秘の二等辺三角形


オイラが中学校を卒業する頃まで、うちのオフクロさんは家で和裁の内職をしていた。

普通の着物の他、紋付袴や大変高価な大島紬の着物なんかも作っていたっけ。大島紬の作業をしている時は周りに誰も近づけなかった。汚したら大変なことになるからね。

アイロンは最初の頃はコテを使っていたと思う。その後はいわゆるミニアイロンを愛用していたっけ。

↓こんなの。

ミニアイロン

そんな、小学校5、6年生のある冬の日。

珍しく風邪で学校を休んでいたオイラは一日中床に伏せっておった。そのすぐ傍らではオフクロさんがいつものように和裁の仕事をしていた。

そのうち、お医者の注射が利いてきたオイラは夢の世界へ。なんだかとってもハッピーな夢を見ていたのだが、突然右頬に激烈な痛みを感じたオイラは驚いて飛び起きた。

あまりに激しいオイラの反応にオフクロさんもクリビツテンギョウ!

そうこうしているうちにオイラの右頬はヒリヒリと痛み出した。一体どうしたというのだ???

実はオフクロさんがオイラを驚かそうと、上述のミニアイロンをオイラの右頬にペタンと貼り付けたのだった。もちろん、熱くないことを確認した上だったのだけど、表面は冷めていたものの中の方はまだかなりの熱を持っていたのだ。

その結果、オイラの右頬にクッキリと赤い二等辺三角形が刻印されたのである。

ほどなく水ぶくれとなり、一皮剥けてエロ男、もとい、更に色男に変身したからまぁいいや。

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