西班牙夜曲

今日、うちの貸しスタジオにあるチェンバロで、Joaquín Malats(ホアキン・マラッツ、1872-1912)の“Serenata Española(スペイン・セレナータ)”を演奏されている方がいてクリビツ。この曲はピアノ作品でございますが、ピアノで演奏されることは滅多にありやせん。クラシック・ギターの世界ではFrancisco Tárrega(フランシスコ・タレガW)のギターソロのための名編曲で大変有名であり、皆さん一度は演奏するのではなかろうか?

マラッツは近代スペインの名ピアニストであり、Isaac Albéniz(イサーク・アルベニスW)やEnrique Granados(エンリケ・グラナドスW)とも親交があったのでありますが、今日では“スペイン・セレナータ”の作曲者くらいでしか知られておらぬ。

“ピアノ原曲冒頭”

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“有名なタレガ編の冒頭”

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“アンジェロ・ジラルディーノ編の冒頭”

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原調はF minor(ヘ短調)[1]ですが、タレガは弾きやすいA minor(イ短調)に移調してアレンジしています。Angelo Gilardino(アンジェロ・ジラルディーノ)はE minor(ホ短調)に移調してアレンジしているので、カポ1で演奏すると実音が原調になるぜよ。

マラッツ自身の録音音源!(1903年)

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巨匠Julian Bream(ジュリアン・ブリーム)によるタレガ編の演奏ぢゃ。

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いずれにしろ、ロマンティックで美しい作品だねぇ。

  1. すんません。譜面はどう見てもG minor(ト短調)なんですがね・・・。 [戻る]
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