やっぱり本人の演奏は格別でっす

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こんにちは、鯨海酔候です。

さて、ワタクシが大ファン&大リスペクトしているRoland Dyensローラン・ディアンスW)大先生についてはこれまで折に触れて書いてきやしたが、ディアンス大先生の出世作と言えば、冒頭でご自身が演奏している“Tango en Skaï(タンゴ・アン・スカイ)”でございまっす。

ご存じの方も多いでしょうが、“スカイ”は“空”ではなく“合成皮革”という意味でござんす。つまり、アルゼンチン・タンゴが本皮(本物)のタンゴだとしたら、このタンゴは紛いものですよという、いわゆる“ジョーク・ミュージック”なんだねぇ。

更に余談ながら、パッセージの中にHeitor Villa-Lobos(エイトル・ヴィラ=ロボス)の“Doze Estudos para Violão(ギターのための12の練習曲)”の第1番の中で使用されているものをもじったものや、“ Concerto para Violão e Pequena Orquestra(ギターと小管弦楽のための協奏曲)”のフレーズが使用されちょる。

余談に余談を重ねよりますと、元々この曲はディアンス大先生が酔った勢いで即興的に書いた曲にも関わらず大ヒット(クラシック・ギター界で)してしまって、当初は困惑したとか。まぁ、世の中そんなもんですな。

<冒頭部分>

dyens_tango_en_skai.jpg

この自演もラブリー!

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ピアノで演奏しちょる方もおる。

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ディアンス大先生は後にギターと弦楽合奏版も発表しておる。

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んな訳で、オイラのようなすちゃらかギター弾きでさえ楽器を試奏する時なんかによく弾いていまっす。これほどの人気曲でございますから、国内外のギタリストによって愛奏されており、録音も無数にあり、YouTubeにもプロ・アマ問わず星の数ほどの動画がアップされている昨今。

しかしながら、これは全くオイラの私見ではありんすが、これまでにディアンス大先生の自演以上の演奏を聴いたことはねぇっす。

こういった曲はアドリブを入れて演奏するのも乙でありんすが(ディアンス大先生本人も入れちょる)、過剰過ぎて曲を破壊してしまっていたり、3連符が3連符に聴こえなかったり、ベース音をきっちり消音していなかったりと基本的な譜読みを無視した演奏が多すぎるっ!と思ふ。本当はそういった演奏もここに張り付けて色々比較してみたいのだけど、怒られそうなのでやめておきやす。(こんにちは、チキン野郎です)

やっぱり、自作自演が一番ナイスなんだねぇ。

Concierto De Aranjuez / Concerto Metis

Concierto De Aranjuez / Concerto Metisミュージック

クリエーターJoaquín Rodrigo, Roland Dyens, Alexandre Siranossian, Serenata Orchestra

発行L'empreinte Digitale

発売日1997/11/24

カテゴリーCD

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ディアンス大先生自身の演奏によるギターと弦楽合奏版“タンゴ・アン・スカイ”が収録されちょりまっす。

  1. ディアンスが以前来日した際に聴きました。
    タンゴ・アン・スカイ、短いけれどとっても凝縮された情熱的な曲。大好きですよ。
    初めてこの曲を知ったのは福田進一さんのタンゴのCDでしたっけ。
    もちろん自作自演がベストですよね。
    昔沖仁さんがビセンテの曲を弾いたけどやっぱりビセンテはビセンテじゃないとダメだし・・。

    • カステラミルク
    • 2015年 6月 21日

    パパンドロウさんがディアンスさんの作品を弾いてるの、好きですよ。
    Luziaさんにはだめって言われるかもしれないけど。

    なんか音大の先生みたいな演奏で、って音大行ったことないんですけど。

    でもでもやっぱり、ディアンスの演奏は、なんてったって、ディーアーンス、ですねえ。
    上の方、凝縮ってうまいことおっしゃいました。
    どこが即興なのかっていうぐらい、楽しい、小粋な曲だと思います。

    佳織さんはこういうのより、メルツとか弾いてほしいんだけどな。
    でも、舞台復帰はとても喜ばしい!です。

    • Luzia
    • 2015年 6月 22日

    @Angelitaさん
    >初めてこの曲を知ったのは福田進一さんのタンゴのCDでしたっけ。
    おっ!さすがはAngelinaさん。そうです。“21世紀のタンゴ”っていうアルバムですね。邦人初録音で、日本では福田さんの録音で一気に有名になりました。

    >昔沖仁さんがビセンテの曲を弾いたけどやっぱりビセンテはビセンテじゃないとダメだし・・。
    フラメンコは特にそうですね。本人以上の演奏をするのはまず不可能でっす。

    @カステラミルクさん
    >パパンドロウさんがディアンスさんの作品を弾いてるの、好きですよ。
    さすがですねぇ。エレナ・パパンドレウさんは初めてディアンス作品だけのアルバムをリリースされた方かもしれません。ワタクシもCD持っておりんす。ディアンス大先生の演奏の魅力はどんな曲でも軽妙洒脱な表現をするところだと個人的には思っておりまっす。近々、松尾俊介さんがディアンス作品集をリリースされるようです。楽しみでっす!

    >舞台復帰はとても喜ばしい!です。
    ワタクシもワクワクしておりまっす。艱難辛苦を乗り越えた彼女ですから、深い音楽をきっと聴かせてくれるのではないでしょうか。

  2. 本人の演奏はリズムがめちゃめちゃかっこいいですね!今更ですが本人のを聴いたらこの曲好きになりました♫それにしても沖さんがビセンテの曲って何を弾いたんでしょうかね?確かにビセンテから影響受けたのは良く分かりますが、コピーをしたのはちょっと気になりました〜

    • Luzia
    • 2015年 6月 23日

    @アルパコさん
    >本人の演奏はリズムがめちゃめちゃかっこいいですね!
    当たり前なのですが、ちゃんと楽譜にどおりに演奏されております。

    >沖さんがビセンテの曲って何を弾いたんでしょうかね?
    不明でありんす・・・。ビセンテ・アミーゴのファースト・アルバム、“De Mi Corazon Al Aire(我が心を風に解き放てば)”を聴いてフラメンコ・ギターの道に進んだことは有名ですね。若い世代の方はビセンテに影響を受けている方が多いようです。

    このブログでも書いたことがあるのですが、あるアマチュアの方に「パコって誰ですか?」と聞かれた時はショックでした・・・。

  3. Luziaさん、アルパコさん、横レス失礼します。
    沖仁さんがビセンテの曲を弾いたのは、銀座のティンバーランドというお店(洋服屋さん)の店内で行われたミニコンサートの中での一コマで、実は何を弾いたのか覚えてないんですが・・ビセンテのファーストの中の曲でした。
    すでにクアトロカミーノとかで活躍しているだったと記憶していますが、まだムルシアで賞を獲るずっとずっと前のこと。ギターのうまい青年だなぁという印象で、まだまだフラメンコの香りが少なかったかな・・。その後ムルシアのあと帰国してテレビで聴いたりコンサートに行って本当に驚きましたよ。
    今彼がビセンテを弾いたらどうなんでしょう。でももう弾かないんでしょうね。
    沖さんはいまだにビセンテに会っていないみたいですね。

    • Luzia
    • 2015年 6月 24日

    @Angelitaさん
    情報ありがとうございまっす!“月の小径”あたりですかねぇ。初期の沖仁の演奏を聴けたのはラッキーですね!ここ最近の活躍ぶりは凄いですね。“ヨルタモリ”にも頻繁に出演されちょりますね。

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