変態的アルペジョ運指

本日で9日連続出勤中・・・。んのせいか、何だかランナーズハイ的なテンションになっておりんして、頭に浮かぶのはとにかくアブノーマルなプレイでして、とは言ってもオイラはいたってノーマル・プレイ派であり、あぁ!勘違いしないでくださんしよ。ノーマル・プレイって言うのはあくまでもギター・プレイの事でござんす。んで、クラシック・ギター界におけるアブノーマル・プレイヤーと言ったら、このブログでも再三ご紹介しているチェコの怪人、Štěpán Rak(シテパン・ラック)大先生をおいて他にはあるまい。

ラック大先生が亡き母の想い出のために2012年に作曲した作品に、“Dance around the linden tree(菩提樹の周りでの踊り)”って言う曲がござんして、冒頭15小節以降の“Animato”に使用されているアルペジョの運指がかなり変態的なのでありんす。まずは演奏動画を観られるがよろし。

ラック大先生自身の演奏動画。33秒あたりから“Animato”部分っす。

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ラック大先生のお弟子さんであるJosef Mazan(ヨゼフ・マザン)の演奏動画。こちらも33秒あたりから。

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視聴した感じでは特に変態的なプレイには見えないでござろう。が、楽譜の運指は変なことになっちょる・・・。ちなみにこの作品の楽譜は未出版でござんすが、ラック先生の手稿譜をなぜか所有しているオイラ・・・。ご覧なされ。

<曲冒頭部分>

dance_around_the_linden_tree1.jpg

<Animato部分冒頭>

dance_around_the_linden_tree2.jpg

ちょっと見辛いかと思わるるので、Animato部分の冒頭3小節部分を浄書してみたがな。

<↓ クリックされたし>

animato.jpg

お分かりでござろうか?上声部分のD(レ)、F(ファ)、E(ミ)、F(ファ)のアルペジョは普通だったらi(人差し指)、m(中指)、a(薬指)、m(中指)で弾くのが常道でござんす。が、ラック大先生は全て逆指の運指を付けちょります。正直言ってすんごく弾き辛い・・・。

ラック大先生はなんでわざわざこんな変態的な運指を付けたのでござろうか?3小節目に注目!

下声部のメロディーがこれ以降、16部音符で刻まれるパッセージがたびたび出てくるのですが、レガートに弾こうと思ったらこの運指が実は一番理に適っているのでござんす。たぶん・・・。

いずれにしろ、ゆっくりしたテンポで練習しないと指壊します・・・。

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