続・ギターソロ・アレンジによる“ピアソラ/天使のミロンガ”について

This video is embedded in high quality. To watch the video in standard quality (because of the internet connectivity) use the following link: Watch the video in normal quality



こんにちは、昨夜またしてもスーシー(寿司)を食した後に腹を下したワタクシです・・・。若干、体調不良でありまっす・・・。

さて以前、「ギターソロ・アレンジによる“ピアソラ/天使のミロンガ”について」という記事を書き、

ちなみに原曲は“Bm(ロ短調) → Cm(ハ短調) → C♯m(嬰ハ短調) → Fm(ヘ短調)”と転調する曲で、ギターではちょっと無理っぽい。なので、オイラが知るギターソロ・アレンジの全てが、1音低いAmに移調しちょる。

オリジナル・キーを素直に1音低く移調したとすれば、“Am(イ短調) → B♭m(変ロ短調) → Bm(ロ短調) → E♭m(変ホ短調)”になるのだけど、さすがにここまでやっているアレンジは無かとよ。(あったらごみんなさい)

などと生意気な事をほざいておったのでありまっすが、冒頭のスペインのクラシック・ギターの巨匠、José María Gallardo Del Rey(ホセ・マリア・ガジャルド・デル・レイ)先生自身のアレンジ&演奏は“Am(イ短調) → B♭m(変ロ短調) → Bm(ロ短調) → E♭m(変ホ短調)”となっているっ!

各パートの冒頭部分はこんな感じ。[1]

milonga_del_angel_gallard.jpg

さすがはガジャルド先生!ムイ・ビエン!これは過去最強のアレンジかもしれぬ。楽譜はガジャルド先生のウェブサイトから製本版、もしくはPDF版を購入可能でっす。興味のある方は是非ご購入されたし。

【付記】
なんと、カナダのLes Productions d’OZから近々、Roland Dyensローラン・ディアンスW)のアレンジによるAstor Piazzolla(アストル・ピアソラW)の曲集が出版予定とのこと。“天使のミロンガ”も入っちょるがなっ!

<ピアソラ~ディアンス編/天使のミロンガ(手稿譜冒頭部分)>

milonga_de_angel_dyens_manu.jpg

⑥=C、⑤=Bというのがディアンスらしいでっすねぇ。しかも、Bmぢゃないですかっ!もしかして、全パートをオリジナル・キーでアレンジしちょるんだろうか?

この曲の他にAdiós Nonino(アディオス・ノニーノ)、Chau Paris(チャウ・パリ)、 Chiquilin de Bachin(チキリン・デ・バチン)、Libertango(リベルタンゴ)、Oblivion(オブリビオン)、Primavera Porteña(ブエノスアイレスの春)、Verano Porteño(ブエノスアイレスの夏)、Otoño Porteño(ブエノスアイレスの秋)、Invierno Porteño(ブエノスアイレスの冬)が収録される模様。これは楽しみでっす!

【2017年6月22日付記】
上述のLes Productions d’OZから製本版&PDF版が出版されよりましたよ。

  1. 4パート目をガジャルド先生はD♯m(嬰ニ短調W)で書いておりますが、一般的には異名同音であるE♭m(変ホ短調)で書くことが多いっす。そのあたりのことはWikipediaをご参照なされたし。 [戻る]
    • たく
    • 2017年 6月 18日

    ディアンス編のピアソラ、気になってました。
    この編曲の音源とかってないんでしょうか?

    • Luzia
    • 2017年 6月 18日

    @たく様
    コメントをいただきありがとうございました。

    ディアンス編のピアソラはこれからの出版ということもあり、まだ録音等は存在していないようです。これらが彼の最後のアレンジらしいです。

    ご存知かもしれませんがYouTubeに唯一、ディアンス自身の演奏によるOblivion(オブリビオン)の演奏がアップされておりますね。

    ⑥=C、⑤=Gといういかにもディアンスらしいアレンジです。

  1. トラックバックはまだありません。

*