以前にも書いたような気がするのだけど入社当時、ギターは弾くけどクラシック・ギター音楽のことはあまり良く知らず、それなのに楽譜担当になってしまったオイラは取りあえず休日になると作曲家と作品を覚える目的で秋葉原の石丸電気の今は無き輸入CD館(あ、こんな名前ぢゃなかったかも・・・)に行き、知らない曲が収録されているCDを片っ端から買い求めていた時代があったのねん。
である日、Tilman Hoppstock(ティルマン・ホップシュトック)の“Werke für Gitarre”というCDを見つけ、当然ながらティルマン・ホップシュトックというギタリストも初めて知ったわけでありんす。
ちなみに収録されていた作品の作曲家はNiccolò Paganini(ニコロ・パガニーニW)、Manuel María Ponce(マヌエル・ポンセW)、Leo Brouwer(レオ・ブローウェルW)、Heitor Villa-Lobos(エイトル・ヴィラ=ロボスW)のもので、さすがにこれは全員名前だけは知っている作曲家たちであった。
が、オイラの目が釘付けになったのはパガニーニの“Caprice No.5(カプリース第5番)”が収録されていたことであった。
有名な“Caprice No.24(カプリース第24番)”はJohn Williams(ジョン・ウィリアムス)がギターソロで演奏して以来、ギターで弾かれることは一般的であったし、オイラ自身も山下和仁さんのアレンジによるレコードを高校生の頃に聴いたことがあり、その後、オイラとしては珍しく原曲のヴァイオリン演奏のレコードも聴いてもいたのねん。
だもんだから、あの全編超無窮動作品である第5番をギターで弾けるのかよっ!と思いつつ、したがって全く期待せずこのCDを購入したのであった。
が、帰宅後・・・。一聴した途端、あまりにもスゲェ~演奏で腰が抜けるほど衝撃を受けたのであった。
ティルマン・ホップシュトック演奏の“パガニーニ/カプリース第5番”の音源。
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ちなみにカプリース第17番もスゲェ~。
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パガニーニのカプリースと言えばこのブログでも書いたけど(ここ)、後に全24曲をアメリカのクラシック・ギターの巨匠、Eliot Fisk(エリオット・フィスク)が録音をしたけれど、第5番の演奏に限って言えばホップシュトックの演奏の方が遥かにスピード感あって、力強く、流麗な演奏だと思う。
いろいろとホップシュトックさんの演奏動画を物色していたらパコ師匠の名作、“Fuente Y Caudal(邦題:湧泉ゆたかな流れ”の演奏動画があったがな。
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上手いねぇ・・・。
トレモロは親指入れて4連ですね〜
フラメンコのたっぷり歌うトレモロは
5連の方が良い気がします。
それにしてもクラシックギタリストに
人気のある曲ですね♫
@アルパコさん
ほんとに“Fuente Y Caudal”はクラシック・ギタリストには人気があります。多分、フラメンコ的なラスゲアードがほとんど使われていませんし、クラシック的な作風もナイスなのかもしれませんね。