フラメンコ・ギターの音楽は使い回すこと多々ありき~変則チューニング編

こんにちは、トイレの落書王ことジョンベーノ・クラキッガーです。なんか今日は涼しいというより肌寒いですね・・・。暑いより寒い方が好きなワタクシとしましては最高ではあるのですが、急激な気候変動に滅法弱い体質でありまして、例によって大変ダルいです・・・。さて実は、10日&11日と久し振りにTVの撮影がお店でござった。ただ今回はワタクシがバッチリ映ってしまっている&グダグダとベシャリまくっていたりする・・・。シャイなあんちくしょうであるワタクシでございますので、詳しいことは書きません。放送日が正式に決まりましたらヒントだけご提示しようと思っております。

またまたパコ師匠のネタになってしまいますが、宜しければお付き合いくだされ。

良く知られていることですが、パコ師匠は良い意味で模倣(パクリ)の天才だったりします。古いところでは“Fantasía flamenca de Paco de Lucìa(邦題:幻想)”に収録されているブレリアス、“El tempul(邦題:エル・テンプル)”にはManuel de Falla(マヌエル・デ・ファリャW)のバレエ音楽“El amor brujo(恋は魔術師)”の中の有名な“Danza ritual del fuego(火祭の踊り)”のフレーズがさり気なく引用されていますし、セクステットのライヴで良く演奏されていた“Chiquito(邦題:チキート)”ではFederico García Lorca(フェデリコ・ガルシーア・ロルカW)の有名な古謡、“Anda jaleo(アンダ・ハレオ)”のメロディーがモロに使われておりますし、以前にも書きましたが、最大のヒット曲であるルンバ“Entre dos Aguas(邦題:二筋の川)”の印象的なメイン・メロディーはLAS GRECAS(ラス・グレカス)の“Te Estoy Amando Locamente”というポップス曲からの完全なる転用ですし、晩年まで演奏されていた“Zyryab(邦題:シルヤブ)”は誰が聴いてもJohn McLaughlinジョン・マクラフリンW)の“Meeting Of The Spirits(ミーティング・オブ・ザ・スピリッツ)”のパクリであることに疑いはありますまい。

が、いずれもパコという大天才のフィルターを通すことによって、より魅力的な作品へと昇華していることも事実でございます。

その才は自身の創作によるファルセータの使い回しでも遺憾なく発揮されておりまっす。(前回の記事はナタデココ)今日ご紹介する懐かしいブレリアスのパッセージに至っては同じフレーズをノーマル・チューニングと変則チューニングで演奏しているのであります。

まずはノーマル・チューニングによるブレリアスの動画をご覧くだされ。4:32~の速いパッセージでっす。

This video is embedded in high quality. To watch the video in standard quality (because of the internet connectivity) use the following link: Watch the video in normal quality

譜面はこんな感じっす。

<↓ クリックされたし>

paco_bulerias_passage1.jpg

で、全く同じパッセージをパコ師匠は後に変則チューニングによるブレリアスで名高い“Piñonate(ピニョナーテ)”でも使っちょりまっす。この曲は①=D、②=Aですので当然運指は変わります。

<↓ クリックされたし>

paco_bulerias_passage2.jpg

左指の運指はピニョナーテの方が若干やさしく感じるかもしれませんね。是非、弾いて確かめてみてくだされ。

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