映画天国~と言っても“ニュー・シネマ・パラダイス”とか“キネマ楽園”ではなくて・・・

「ケビンさん!ケビンさん!ケビンさん!」と叫んでいる水道管取り替え工事の交通整理のパートと思しきオバちゃんがいましてね、だもんですから外国人の交通整理のパートのオヂさんでもいるのかと思ったらケビンさんではなく、“警備員さん!”を呼んでいただけであった・・・。どうやら、耳も悪くなってきた元・星杯騎士のLuziaです・・・。

さて、ウェールズ出身でギター以外の作品も多く発表して近年注目されている作曲家、Stephen Goss(スティーブン・ゴス)がクロアチア出身の名手、Zoran Dukić(ゾーラン・ドゥキッチ)のために書いたギターソロ作品に“Cinema Paradiso”という曲がございまする。

6曲からなる作品なんですが、タイトルがオイラ的にメッチャそそられるのでございまする。1曲目から“Paris, Texas(パリ、テキサスW)”、“Modern Times(モダンタイムスW)”、“Noir(ノワール)”、“Mandalay(マンダレイW)”、“451(華氏451W)”、“Tarantino(タランティーノ)”ですもの!

“パリ・テキサス”はオイラにとっては神の如き存在であるWim Wenders(ヴィム・ヴェンダースW)の大傑作ロード・ムービーでありますし、音楽はあのRy Cooder(ライ・クーダー)ですからね。ボトルネックも使用されちょる。“モダンタイムス”は言わずと知れたCharles Chaplin(チャールズ・チャップリンW)の最後のサイレント作品であり、これまた大傑作であり、大変有名な工場で歯車に巻き込まれるシーンのオマージュとなっちょる。“ノワール”は全ての映画へのオマージュで、“マンダレイ”は変態映画監督(良い意味で)Lars von Trier(ラース・フォン・トリアーW)のナイスな作品であり、“華氏451”はFrançois Truffaut(フランソワ・トリュフォーW)の実験的な作品として夙に有名であり、読書が禁止された社会を描いた作品という意を汲んで楽譜は全くの空白になっており、“タランティーノ”はQuentin Tarantino(クエンティン・タランティーノW)の最高傑作、“Pulp Fiction(パルプ・フィクションW)”へのオマージュで、ヘロインの過剰摂取で踊り狂うイメージをタランテラ(タランティーノの名前もかかっている)で表現したバイオレンスな作風になっちょる。

と、いわゆる映画音楽のアレンジではなく、完全にスティーブン・ゴスのオリジナル作品なんだねぇ。各曲の冒頭部分はこんな感じ。

cinemaparadiso_goss.jpg

献呈されたゾーラン・ドゥキッチさんの“451(華氏451)”の演奏動画でっす。前述のとおり、楽譜は完全な空白になっておりますので、この演奏はゾーラン・ドゥキッチさんによる創作(たぶん)です。でも、明らかに実際の映画の音楽を担当したBernard Herrmann(バーナード・ハーマンW)の書いたテーマ曲をアレンジしたものになっておりんす。

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“シネマ・パラディソ”という作品なのに“Nuovo Cinema Paradiso(ニュー・シネマ・パラダイスW)”の音楽はスルーしているっていうのもある意味、粋!

興味のある方はLes Productions d’OZで楽譜購入可能でっす。

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